僕は美術館が好きだ。 中でも中世期の絵画が好き。
今、上野でルーヴル美術館展がやってるよね(・∀・)
2005年の今頃に横浜で開催されたルーヴル美術館展に
行ったきりなのでまた行きたいな。
その時に、これまでにない衝撃を受けた絵画と出逢いました。
その作者はポール・ドラロージュ
その作品名は【若き殉教の娘】
その全体の暗いイメージの中にある希望というか
人間の愚かさというか、宗教心というか、重みというか・・
なんかもう言葉では到底あらわすことの出来ないその作品全体から
滲み出る威圧感というか荘厳さにもうただ呆然。
全身が鳥肌立つ美しさにその場から一歩も動けなくなってしまった。
もうこの作品を見て以降、横浜ルーヴル美術館展を出るまでこの作品の事が頭を離れず(笑)
クレジットカードを使って一番高い複写を買うぞ!と意気込んで物販コーナーに行ったんですが
そのときにはポストカードしか売ってなかったのです(u ̄□ ̄)ナヌヲッ!!
まぁ、いまは複写さえ買えませんがw
僕がいつか絶対に手元に置きたい絵画なのです♪
また実物を見に上野に足を運びたいな(・∀・)
【若き殉教の娘】
ディオクレティアヌス帝時代の若き殉教の娘。
偽りの神々に生贄を捧げることを拒絶したために死刑を宣告され、
両手を縛られてテヴェレ川に投げ込まれる。
黙々と歩む二人のキリスト教徒が、目の前の川に若き殉教の娘の
遺骸が流れてゆくのにふと気づく。
というストーリーのある絵。
冷たさを感じさせる深い緑色の水面に横たわる白装束の娘。
すでに死んでいる彼女の上に輝く金冠(天使の輪)。
それが反射して光り、静かに波立つ水面。
荘厳で静寂な絵。
ミレイの「オフィーリア」に強く影響を受けた作品。
奇しくも長い間闘病生活を送っていた画家の最後の作品となった・・・