もし明日死ぬとしたら・・

精一杯生きたと笑えるだろうか?

人生に悔い無しと

自分を誇れるだろうか?

全ての事柄を白と黒で

判断する事は出来ない。

僕たちは聖人君子ではないから
理屈や正論だけで生きてはいけない。


人は相手の全てを理解する事も
自分の全てを相手に

理解して貰う事も出来ない。

友情も愛情も、人の心に
確かなものなど何ひとつ在りはしない。

曖昧で、不確かだからこそ
人はその生涯を通して
想い、焦がれ、苦悩し、傷つき、
求め続けるのだ。

そして確証が無いからこそ
人は人とのつながりを求めて
努力を繰り返すのだろう。

自身を飾る事も、傲(おご)る事も
偽(いつわ)る事もなく・・

偏見に捕らわれず、見返りを求めず・・
誰かを蔑(さげす)む事も、
羨(うらや)む事もせずに
生きる事が出来れば・・・

自身の心に偽り無しと
満面の笑みで生涯を終える事が
出来るのだろう。

人は皆いつか死ぬ。

生きとし生ける全ての者に
平等に訪れる死の瞬間。

命を終えるその瞬間に
「後悔せずに生きた」と

笑いたいものだ。

クロ戌


読者登録してね