人はそれぞれ定められた螺旋状の運命を歩いている。


そのお互いの螺旋が重なり合った時に人は巡り逢う。


人との出逢いはとても数奇なもので、


全ての出逢いは必然で


人は出逢うべくして出会うのだ。



それは宿命と呼ぶもの。




しかし出逢う時期はその時により、様々で、


前世ではとても早くに巡り逢い、苦楽を分かち合った人とも、


螺旋のタイミングがずれる事で、現世では自分の人生の


幕引きの間際にようやく出逢う事ができたり、


もしくは現世では出会う事が出来なかったり・・・




運命の歯車は常にとても流動的で、その人の、その時の


「選択」や「環境」によって、様々な変化をもたらす。



それは運命。



運命とは自らが選択してきた道なのだ。





『彼にもっと早く出会って居たかった・・』


相談者からそんな言葉をよく耳にするが、


そのとき、ボクは


例えば貴女が、今の彼ともっと早く出会っていたとして、

貴女は今と同じように彼を愛することが出来たでしょうか?

彼もまた今のように魅力的な男性だったのでしょうか?

お互いが様々な選択を自らの力で乗り越え、学び、成長してきたからこそ、

今、共に同じような感受性を分かち合える関係になったのではないですか?



そう相談者に問いかける。




僕は出逢いは必然だと考える。



2人は出逢うべき時期に出逢ったのだと。



そして遅すぎる出会いなんてモノも無いのだと。




前世で親子だった人間が現世では生まれた世代が重なり、恋人になったり・・


前世で自分が子供にしなかった事を、生まれ変わりでは

自分の親として生まれた子供にされたり・・・


因果応報に紡がれる全ての出会いを愛しく想う。



人生とは、また、人との繋がりや出会いとは、

なんて不可思議で、また面白いものなんだろう。



人の心は生まれた時から肉体によって包み隠されている。



『君に僕の心を全て見せられたらどんなに良いだろう・・』


恋人に自分の気持ちを伝えるために人は、

言葉で・・目で・・耳で・・触れる事で

自分の心を表現しようと努力する。



伝わらない想いに一喜一憂を繰り返しながら・・。




願わくば、出逢うべくして出逢った、全ての人に対して

自分をさらけ出す事を恐れない人間で在りたいものだ。



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