かれこれ20年ほど前になるだろうか・・・



まだ僕が占いの世界に足を踏み入れて間もない頃。




仕事仲間と、奈良と大阪を結ぶ山中にある関西ではちょっと有名な



旧生駒トンネルと言う心霊スポットに肝試しに行った事があった。




当時、付き合っていた霊能者の彼女は


『付き合いなら仕方ないか・・』


と半ば諦めた口調で、生駒山と同じく、関西では霊山として有名な


信貴山の大僧正から戴いたという貴重な数珠を僕に手渡し、


『肝試しが終わったら必ず私に連絡をしなさい』と何度も念を押した。




僕は彼女と出会ってから、山ほど不思議な体験を経験していたので


素直に数珠を受け取り、それを首から下げて肝試しへと向かったのだ。



当時、大阪のアメ村のパルコ内にあるアパレルセレクト・ショップに

勤めていた僕はフロア内にある各店舗の仲間たち、10人と共に

旧生駒トンネルへと向かった。


おろしたてのスニーカーを自慢しながら軽快に歩く
活発的な短髪が特徴的な女の子、あや(仮名)。


買ったばかりのビデオカメラを持参して意気揚々と
『幽霊を撮ってやる』と意気込むDJの大竹(仮名)。


『幽霊なんか居るかよ!心霊写真撮れたら雑誌に投稿してやる』
と使い捨てカメラを持参して大笑いする全身刺青のバイカー高橋(仮名)。


この肝試しの発案者でもあり、ロン毛を後ろでビシッと束ねた、
みんなのリーダー的な存在のアパレルショップの店長の西田(仮名)。



様々なタイプの人間が集まっての肝試しに、僕の胸も自然と高まっていた。



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