~簡単な状況説明~

 

次男は発達障害があり

今年度4月より母が付き添って

登校しています。

先生、クラスメイトとの

喜怒哀楽様々な出来事がありました。

 

次男の担任の先生は

「育ての」天才で

上へ上へとひっぱっていく

楽しい先生。

次男のことも、一生懸命

様々な対応をしてくださっています。

 

けれど

 

11月下旬くらいから、

先生のフラストレーションがつよく

辛くあたられてしまう私が

学校に行くのが辛くなり

終業式前日に怒りの涙で

先生に言い返し

終業式の日に和解して…

 

3学期になりました。

 

*********

 

1月11日。

三学期3登校日目。

 

4時間目が終わり、

「次は帰りの会に来ます。

今日は何時ですかね?」

と、伝えると

 

先生が急に

「放課後15分でよければ時間とりますが…」

 

私はいつだって

先生に話したいことが

いっぱいあるから

 

棚ぼただと思って

急な先生との時間を快諾する。

 

 

放課後になる。

先生はクラスの子たちを

サクサクと帰す。

 

 

この日、次男のトラブルがあった。

繊細な次男は、先生の言葉と

その「言い方」に傷つき

 

授業のほとんどを

廊下ですごしていた。

 

 

私「先生。今度の副校長先生との面談で

お話しようと思っていたんですが

ちょっとその前に。

今日みたいな次男の状態の時に

ご対応していただきたいことが…

 

事前に用意していた画面で

次男の繊細さ、脳特性からくる

感情の偏り、表情の乏しさ。

 

15分しかないとのことで

矢継ぎ早に説明。

 

最初は頷いていた先生。

 

でも

こちらの伝えたい熱とは裏腹に

だんだんといらだつ気持ちが

相槌から伝わってくる。

 

なんでだろう…。

…と、思いつつも

時間が許す限り

伝えたい。。。

 

 

先生「あの、お母さま?」(真顔)

 

先生が遮って話し出す。

 

 

そうだ……、忘れていたけど

先生が、自ら

「時間とりますよ」

って申し出てきた場合って

 

「ボクから話があります」

の意味だった。。。

 

 

 

先生

「……今度の副校長との面談の時

どうしても、こういう話がでてくると思います。

 

次男さんにとって

果たして、通常級のままがいいのか。

 

ーーー正直ボク

次男さんが、…負担なんです。

支援級も、選択肢の一つかなって。」

 

 

・・・・・・・。

一瞬にして様々な気持が心を渦巻く。

これまでのこと。これからのこと。

 

 

大好きな次男のクラス。

 

(学校の手前詳しく書けませんが

私が嬉しいときは一緒に喜び

辛いときには寄り添ってもらった

優しいクラスメイトさん達の思い出が

今年度、私の胸に

いっぱい詰まっています)

 

このクラスと

お別れなの・・・?

 

 

 

私は渦巻く感情とは裏腹に

無表情で

 

先生の言葉をパソコンに打ち込みながら

相槌を打つ。

 

 

 

私「うん…。

それは……。とても大事なことです。

先生がご負担かってことは……。

 

それに私からも、今度の面談で

支援級の選択肢は

こちらからも提案しようと思っていたことです。

 

先生…?いいにくかったでしょう。

伝えてくださってありがとうございます。

 

 

先生「ぼく。誰かのことを負担だなんてそんな…。

そんなこと、普通は言えないです。でも……

 

 

「でも」の先には

 

・相手が私で言いやすいから。

・言わないではいらなれないほど先生が辛いから

 

ふたつの言葉が先生から読み取れる。

 

 

先生が次男をどう感じて

授業をするかということは

 

繊細で、察しの良い次男のこと

すぐに読み取るはずだ。

 

負担だって先生が言ったからには

もう、厳しいんだと。

ここにいながら、新学年を迎えるのは

もう……。

 

 

 

 

私にとって、次男は大切で

クラスメイトのことも大好きで。

 

このメンバーで学べるなら

これほど嬉しいことはない。

 

けれど、次男の場合

脳特性が邪魔をして

集団の足をひっぱってしまう。

 

 

 

 

冷静でいようと思った。

でも涙がでてきた。

 

 

 

人前でむきだしの感情を出すのが

苦手な私。

 

(※偽の感情を出すのはもともと得意)

 

 

 

でも先生を前にすると

素直な気持ちになってしまう。

 

表情を隠そうが

言葉を選ぼうが

 

涙はごまかせない。

とめられない。

 

 

 

女の涙は武器、ずるい

だなんてずっと思っていたのに

 

 

 

 

涙って止まらないんだね。

 

 

 

そして次男の担任の先生は

その若さとは思えぬほど

涙に動じない(教師という職業もあるとは思うけれども)

 

 

 

 

 

あぁ……そうか。

 

 

私が、先生に向かって

自分の感情をきちんと出せるのは

先生が私の感情に動じないからかもしれない。

 

 

 

あっという間の15分。

 

※とか言いつつ、実際は45分でした。

先生、会議ひとつすっ飛ばして

面談時間を延ばしてくださったようです。

 

 

 

先生「月曜日、もう一度話しましょうか」

 

ーーー先生の穏やかな顔。

 

 

 

副校長先生と、担任の先生と

主人と私の四者面談まで

 

あと4登校日。

 

 

 

四者面談前に

もう一度、時間をいただけることに

なりました。

 

 

面談終わりの先生の顔は

とても穏やかで。

さみし気で。

 

 

それは私が抱える気持ちを

そのまま表していて。

 

 

 

あぁ、終わったんだな。

 

いや、終わるんだな。

 

 

面談の時の先生の言葉を思い出す。

 

 

先生「もちろん1年生のうちは

次男さんをこのクラスで…

 

と思っています。」

 

 

 

 

 

 

1年生の…うち。

あと2か月。

 

 

 

あと僅か。

僅かで、終わるんだね。

 

 

 

 

こうして、

 

おわりが

はじまることになりました。

 

 

 

続きます。