こんにちは、がおです。


旦那ちゃんとケンカした後に話す時、旦那ちゃんも義弟の話をポツリポツリとしてくれます。


それは、小さい時の話もあれば一番荒れていた高校時代の話の時もあり、今現在の話の時もあります。


その話を聞いていると、義弟や、義両親の一番の被害者は、旦那ちゃんなんじゃないかなって思います。


長男に生まれて、姑は商売をしていたため、ほっとかれ、姑側の祖父母や親せきに預けっぱなしにされ、学校から帰っても家には誰もいない。(←でも、これが結果的にこの家で育ちながらも優しくなれた理由なのだから良かったのかもしれませんが…私にとっては)


旦那ちゃんとは違い、義両親というか姑に育てられた義弟は我儘に自由に育ち、旦那ちゃんは良い子でいるしかなかったんだと思う。

優しい旦那ちゃんは、自分も親に心配を掛けてはいけないと、必死で勉強して良い子でいて、義弟の事にも協力したんだと思う。


義弟の事で、一番我慢したのは旦那ちゃんなんだと思う。

どうやっても自分を見てくれない義両親に対して、何も言わなくなったのは当たり前のような気もする。


見ていると義両親は、旦那ちゃんはやっても当たり前と言う態度でいる。

良い子でないと、自分達の言う事を聞かないと、頭から反論し、旦那ちゃんの意図や思いを感じ取ろうとは一切してくれない。


義両親に対して心を開いたり本音で言えなくて当たり前かも。

理解してくれない人に対して話をするのはものすごい労力だ。

旦那ちゃんは、義家族に対してとっくに諦めてしまっていたんだ。

きっと、私に出会うよりずっとずっと前から、諦めてしまっていたんだ。

疲れてしまっていたんだ。


ましてや義弟に関しては、義両親が悪い訳で、旦那ちゃんはむしろ被害者。


それに気づいてしまった私は、旦那ちゃんに文句は言っても、伝えるように言う事は出来なくなった。

血がつながっている事は、時にとても残酷な事がある。

嫌いでどうしようもないのに、自分にはあの人たちの血が流れていると言う事実。

どうしようもできない事実…

旦那ちゃんは悲しがっているように見えた。

自分も傷ついてきたのに、その家族が今度は自分の大切な妻を傷つけているという事が、とても辛そうに見えた。

どうしようもない血のつながりを嘆いているように見えた。


旦那ちゃんは、義弟と話をしてくれると言った。

がおがどうしても納得できない部分を、きちんと話をしてみると言ってくれた。


でも、他人の意見を聞く事が出来ない義弟は、疎ましく思うだけだろう。

旦那ちゃんは又傷つくのかと思ったら、話をしなくてもいいと言ってしまった。


1か月ほど前、甥っ子がだけが家に来て、何の挨拶もなかった時、旦那ちゃんは「がおに何も言わずに置いて行く事はないだろう」と言ってくれたようです。

知らなかった。


確かに、それから大晦日の日まで甥っ子のゲリラ訪問はありませんでした。

義弟は、嫌いな私に頭を下げてまで見てもらうより、連れて来ない事を選択したのでしょう。


それで、大晦日の日に姑と口裏を合わせて、義両親宅に預けるという名目で家に来させたんですね。

おそらく」「あいつが(甥っ子)、息子達と遊びたがってるけど、がおさんがうるさいから、遊びに来れない」とでも姑に言ったのでしょう。

そこで、姑は10時に息子も甥っ子も呼んで、後はなし崩し的に家に来て遊ばせるよう仕向けたのでしょう。

納得がいきました。


まどろっこしいやり方ですが、私に頭を下げるよりはそちらを選んだんでしょう。

本当に腹が立つ人たちです。

義弟夫婦か姑か、どちらかがお願いしますと頭を下げればいいだけの話だと思うんですが。


でも、旦那ちゃんは私を守ってくれようとしてくれた訳です。

あんな無神経な人たちなので、私が楽になるには離れるしか方法はないとは思うんですが、旦那ちゃんは旦那ちゃんなりに、私の病気が悪くならないよう、考えて行動してくれたんです。


そして、私の病みっぷりがひどいせいか、又私を守るために話をしてくれようとしてくれた訳です。

実行できるかどうかは別ですが、家を建てる事まで考えてくれたんです。


旦那ちゃんは変わったと思います。

前は、面倒な事は避けて通りたいタイプでした。


私や自分の家族を守れるのは自分だけだと思ってくれたのでしょう。


そう思ったら、胸が一杯になって、義弟に言う事なんてどうでもいいと思ってしまいました。

旦那ちゃんだって、言うのは嫌だろうし、義弟の事で嫌な思いをする事もあっただろうし、何だかもう強く言えなくなってしまいました。


しかも、私なんて病気や偏頭痛のせいで寝ている事も多く、決して良い妻でも母親でもありません。


何だか、いろいろな思いがよぎって、何を一番にどうすればいいのかさっぱりわからないでいます。


旦那ちゃんは、あの人たちと違って優しいんです。

なんか、旦那ちゃんの手を離してはいけないのは私の方ですね。

旦那ちゃんは、きっと誰とでもうまくやっていけますが、私はきっと旦那ちゃんでないと無理でしょう(笑)

私みたいな毛色の変わった生き物でもいいと言ってくれる変わり者は、旦那ちゃんくらいでしょう。

鬱でも偏頭痛でも文句言わない人を、他に見つける自信はありません。

片付けられない上に、料理下手ですからね…ん?私って嫁として良いとこあるのか???

旦那ちゃん何故私を選んだんだ???

あっ飽きなさそうって言ってたわ!!!


もっと前にはそりゃあ色々あったんですよ。

みなさん同様「離婚」の文字がよぎった事も1回ではありません。

でも、2人で一緒にやって来て、こんな風になれて、素直に良かったなと思います。


とりあえず「旦那ちゃん、大好き」と伝え続けてみようかと思います。