こんばんは、皆さん。さてさて今夜はお待ちかね、アメリカーニッシェ・フロイントさんの映画情報です!今回の映画も絶対見逃せませんよ。フロイントさん、こんな素晴らしい映画のご紹介、いつもありがとうございます!
ではまずフロイントさんのコメントから!

「少し前から目を付けていた動画です。多分2011年のアメリカの16分くらいの短編映画です。
「Gay Short Film "Last Call" Full HD」というものです。

主人公のGavinはゲイで、アルコール依存症の治療のため施設に入っていたらしく、アジア系もしくはヒスパニック系の若いミュージシャン志望の恋人の青年Markとずっと会っていなかった。外出許可が出て、車の中からMarkに電話し、会う約束をするGavin。急いで待ち合わせの場所に車を走らせる。と、Gavinの車の横にトラックがぶつかってくる。
気が付くと彼は渋いBarのカウンターにいて、中年というより初老と言ってもいいような女性バーテンがじっとこっちを見ている。
どうも彼は死んでしまったようで、天国(地獄?)に行くまでの少しの間、ここで待ちなさいということらしい。彼女はウイスキーのショットグラスを3個並べて、「これは私のおごりだからどうぞ。あなたはこれまで忘れるために飲んでいたわね。でも、この3杯は覚えているために、思い出すために飲むの。その記憶を生きるの」と言う。
少しネタバレです。
1杯目は、2人がうまくいっていた頃。2杯目は2人に亀裂が入り始めた頃。3杯目はごほうびとして現在に戻してもらった。でも、Markに新しい彼ができていると思った彼は声がかけられない(Markが1人で待っているレストランの外壁に背をもたれかけて泣き出しそうな表情になる。好きなシーンです)。
Barに戻ってしまいバーテンに「どうして声をかけないの」と言われ、最後の扉に導かれる。さてどうなるでしょうか?

16分の短さにこれだけの話を詰め込む力量は大したものだと思いました。シーンのつなぎ方も面白いですし。ちょっとした拾い物だと思います。監督はNick Corporonさん、GavinにTravis Dixonさん、MarkにDavid Devoraさん、バーテンにJody Jaressさんです。俳優は皆さんプロのかたで、監督は3作目です。トップにDodge Collegeのロゴが入るので、映画コースのあるその大学の卒業生かもしれません。」



なるほど!!これは秀逸な作品ですね!!!
是非この監督の長編(やはりできればゲイストーリーで!)を観たいものです。
アメリカーニッシェ・フロイントさんが書かれているとおり、短い時間の中に効果的な演出が施されているのですねえ。
じっくりとしたコクのある映画を作れる人ではないのでしょうか。思わず見入ってしまう雰囲気と情感もあって、凄いなと思ってしまいますよ。
これからが楽しみですね!