「一人っ子同盟」  重松 清 | がおがおのブログ

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他にも日々感じたこと、体験したこと、妄想したことなどなど。。。

ちょっとバタバタしているのでペタお返しできませんので
しばらくペタご遠慮します。

あの時のぼくたちは、「奇跡」を信じて待つことができたんだ―。

両親がいて、子どもは二人。それが家族の「ふつう」だったあの頃。

一人っ子で鍵っ子だったぼくとハム子は、
仲良しというわけではないけれども、困ったときには助け合い、
確かに、一緒に生きていたんだ。

きょうだいのいないぼくたちは、小学六年生の春、
小さな同盟を結んだ―。



昭和40年代の団地で生きる小学校六年生の少年と少女。

それぞれの抱える事情に、まっすぐ悩んでいた

卒業までの日々の記憶。

一人っ子がめずらしかった「昭和」のあの頃。
ぼくとあいつの、さびしさと奇跡の物語。