誰かのためにつくる時が、一番うまくなるんだ。
何気ない日常を軽快なコメディータッチで描きながら、
現代人ひとりひとりの真の意味での自立と共生のあり方を
見通す力強い作品。
街なみも日常のくらしも、家族のかたちも変わる。
だからこそ、変わらないものが生きる支えになる。
手間ひまをかけるから美味しい。料理も、人生も。
「これから」を生きるすべての人たちへ―
おかしくて切なくて滋味に富む、震災以降の物語。
妻と別居中の雑誌編集長・一博と、
息子がいる妻と再婚した惣菜屋の康文は幼なじみ。
料理を通して友人となった中学教師の陽平は
子ども2人が家を巣立ち“新 婚”に。
3・11から1年後のGWを控え、ともに50歳前後で、
人生の折り返し地点を迎えたオヤジ3人組を待っていた運命とは?
夫婦、親子、友人… 人と人とのつながりを、
メシをつくって食べることを通して、コメディタッチで描き出した
一年ぶりの最新長篇。
すでに映画化が決まってるみたいです。
