「家族という病」 下重 暁子家族ほどしんどいものはない。 これまで神聖化されてきた「家族」を斬る! 日本人の多くが「一家団欒」という呪縛にとらわれているが、 「家族」はそれほどすばらしいものなのか? 実際には、家族がらみの事件やトラブルは挙げればキリがない。 それなのになぜ日本で「家族」は美化されるのか。 最も近い存在でありながら、実は一番理解していなかったことを、 家族が他界してから気づく人も多い――。 家族の実態を克明にえぐりつつ、「家族とは何か」を提起する一冊。