「鍵のない夢を見る」 辻村 深月普通の町に生きる、ありふれた人々がふと魔が差す瞬間、 転がり落ちる奈落を見事にとらえる5篇。 「仁志野町の泥棒」 「石蕗南地区の放火」 「美弥谷団地の逃亡者」 「芹葉大学の夢と殺人」 「君本家の誘拐」 現代の地方の姿を鋭く衝く短篇集です。 第147回直木賞受賞作品。 辻村さんの作品は初めて読みました。 期待以上といっては失礼だけど結構好きです。 短編集なのに読み応えがあり、惹きこまれました。 他の作品も期待できそうなので読んでみます。