不破義人が姿を消した。
県警の内部事情に通じ、人望も厚い不破が、
なぜいなくなったのか?
キャリア、準キャリア、叩き上げ、
それぞれの県警幹部たちの思惑が、複雑に交錯する…。
組織の本質を鋭くえぐる長編警察小説。

読ませる力はさすがですが
題材がやや地味なせいか賛否ある作品。
「情報は、時として魔物と化す。
この小説の主人公は“情報”かもしれない。」
という著者からのメッセージがありますが
らしいといえばらしい作品。
キライじゃないけどやや盛り上がりに欠けるかな。
まあ「クライマーズ・ハイ」や「第三の時効」、
「64-ロクヨン-」といった作品と比べちゃうとね。。。