第5回『このミステリーがすごい!』大賞 優秀賞を受賞。
日本では珍しいアニマルパニック小説。
選考会でも評価が分かれたが、読者の間でも残酷描写等を
評価する層と否定する層に分かれている。
舞台は日本最北の樹海が広がる北海道大学 の手塩研究林。
そこに勤める鳥類学者の元で年末年始を過ごそうと、
彼の親族や学者仲間達が集まっていた。
そこへ、ヒグマに襲われた密猟者が逃げ込んで来るが、
車は 横転してしまい動かず、電話も通じない。
小屋に集った人々は完全に孤立してしまう中、
体重350kgを超す巨大なヒグマ「シャトゥーン ギンコ」が迫る。
小屋は次第に破壊され、
1人、ま た1人と目の前で仲間たちがヒグマに食われていく。
残った者たちは必死に脱出を試みるが、猛吹雪に見舞われ、
電話も通じない孤立無援の状況下から抜け出すことはできるのか。。。
マイナス40度の中で執拗に追ってくるヒグマ
との戦い。
ヒグマ、怖い。