連作短編の警察小説。
第142回直木賞の受賞作品です。
13年前に札幌で起きた殺人事件と同じ手口で
風俗嬢が殺害された。
道警の敏腕刑事だった仙道が犯人から連絡を受け
故郷である旧炭鉱町へ向かう。
北海道の各地を舞台に、任務が元で心身を耗弱し休職した
刑事が事件に新たな光と闇を見出す。
まず驚いたのが佐々木譲さんまだ直木賞とってなかったのか・・・と。
とっくに受賞していると思ってた。
デビュー30年で受賞というのは32年の白石一郎さんに次ぐ記録。
高卒作家の受賞も6年ぶりだとか。
直木賞の審査員は何を見ていたんだか。
こう言っちゃなんだかこれより素晴らしい作品たくさんありますよ。
「笑う警官」「警察庁からきた男」「制服捜査」「警官の血」などなど。
勘の鋭い人ならわかったかと思いますが、警察小説多いです。
誰でもわかるか。道警シリーズはどれも面白いし、
「警官の条件」という「警官の血」の続編もでています。
北海道夕張市出身だそうです。
故郷のためにもこれからもご活躍期待してます。