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Corporate strategyより。今までの成功から、その枠を出ようとする経営者(人間)の欲、欲求、新しいものを求めたがる欲望(よく分かる。。)、それが、Newell1998年のRumber..の買収に進ませ、そして中国の出現で弱り目で祟り目に会った。。

自分もそうではないか?新しいことをしたい、行ったことのないところに行きたい。そしてやってきた。30カ国以上もいろんなところを回ってきて、間違いなく視野が広がった。人間の成長のために、何でもやってみることはいいことだし、それで失敗するのもいいことだ。ただ、経営者がそれをやったら、会社が倒産してしまう。個人はゼロからのやり直しがきくが、会社は難しい(企業再生法があるからゼロ借金に戻ることができるが、経営者はみんな首)。なぜなら、会社は人間の集まりだから。

最近読んだ本から。ジャック・アタリの「21世紀の歴史」。以前読んだがピンとこなかったが、今回来てよく分かった。世界の方向。資本市場主義は続く。民主主義は、超民主主義になるか、超紛争を迎えるのか。性善説に立つ自分からすると、人間は自己欲求だけを求める生き物ではなく、人のためになりたい、それで喜びを感じる生き物であるはず。国家のエゴイスティックな意思、国境を守りたいだけの紛争が一番危険なのかもしれない。

また、世の中はもっとすごくなる。ほとんどのものはタダに近くなる。松下幸之助の水理論だ。公的事業も民営化され効率化する。郵政にしがみつく人間はいなくなる。日本人は減るから。エネルギー危機は続くが、もっと効率的になる。日本が先端を走れる領域がますます増える。時間の観念が価値になる。昔の映画、音楽、本、すべてタダになる。。。4時間で太平洋を横断できるようになる。。。楽しみな世界が待っている。

そこからすると、別の本「世界経済の大潮流 経済学の常識をくつがえす資本主義の大転換」(水野和夫)は、超低金利の現代を16世紀の利子率革命時(ジェノバの時代)と重ね合わせてみている点で、分析が細かいが、今後の絵が全く見えない。狭い分析に留まっている、といわざるを得ない。最後は「都市と地方の共存が必要」という1ページで終わっているあたり、がっかりである。せっかく親に日本から送ってもらったのに、本当にがっかりだ。ちなみに、アタリの本もジェノバの話はあるが、彼は人類の誕生の話から書いているので、もっと根本的だ。

話は変わるが、先週日本人同級生3人と飲んだが、一人が、「日本の中小企業を救いたいんです」と熱く語り出す。「いくら外からやっても、中小企業の中に人がいないから問題だ。お前が行ったらいいじゃないか」というと、「いやそれは、、、」と。話を進めていくうちに、「自分の夢は、年収3億円です」に落ち着いた。崇高な目標もなにもかも、そこに行き着くという、寂しい話。サラリーマンの自分が言えた義理ではないが、松下幸之助曰く「自分の本分を知る。自分の使命感を知る」ことなしに、年収3億円を目標にするのはどうか。まあ、コンサル会社でも行けば、可能なんだろうけど、実際3億もらっている人は、そんなお金のことはどうでもいい人なんだと思う。ちなみに、「じゃあ、あなたの目標は何なんですか」と聞かれて、「経営者になりたい」と答えた。どんな経営者になりたいか、が重要だろう。