アジナイホール <AJINAI KHUUR


アジナイホールは1995年にモンゴルで生まれた音楽グループです。

設立当時のモンゴルは社会主義崩壊直後で、馬頭琴を始めとした固有の文化が失われつつありました。
故フレルバートル・ソードエルデムはそのことに危機感をおぼえ、馬頭琴が象徴するモンゴル民族の
伝統を未来へ残そうと馬頭琴の演奏者、制作者、モンゴル音楽界のスーパースター エンフマンライに
参加を依頼して結成されました。
古典を踏襲するのではなく、古典楽器をモチーフとして新たな
モンゴル音楽世界を構築しようというアジナイホールの試みは、1998年よりドイツ・日本をはじめ世界
を舞台に行われています。現在演奏活動は、馬頭琴、モンゴル琴、民謡、ホーミー、ギターおよび、
シンセサイザーの構成で行われています。
メンバー作曲のオリジナル曲は、聴く人々に草原を渡るさわやかな風と、
チンギスハーンの時代から脈々と受け継がれて来た強い生命力を訴えかけます。

昨年、新メンバー2名が加わり、独特の発生方法で静かなブームとなっているホーミーを奏でる。
馬頭琴奏者ビャンバが加わり。また、オルティンドー歌手の実力派エルデネツェツェグを迎えることができ
新しい試みがスタートします。期待してください。

なお、モンゴル語で
「アジナイ」とは素晴らしい馬、「ホール」とは楽器という意味です。