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モンゴル政治
社会主義
時代はモンゴル人民革命党
の「指導的役割」が憲法で規定される一党独裁体制であり、議会制度もソビエト
型の国家大会議
を最高機関としてきたが、1990年
の民主化後に自由選挙
による複数政党制
を導入し、1992年
の新憲法公布後はともに直接選挙
で選出される一院制の国家大会議と大統領
が並立する二元主義的議院内閣制
(半大統領制
)を採用した。国家大会議はその後4年ごとに総選挙を行ってきたが、そのたびに政権が交代するという経緯をたどっている。なお大統領は「国民の統合の象徴」とされ、国家大会議の可決した法案の拒否権や首相
指名権などの実質的な政治権能を持つが、国家大会議に議席を持つ政党の被指名者しか立候補できず、また選挙のみによって直ちに就任するのではなく、国家大会議が選挙で多数を確保した候補者を法律で認定する手続を経て就任する制約もあるため、より長い歴史をもつ国家大会議との関係は微妙である。