宗教


チベット仏教が浸透している。バヤンウルギーなど西部のカザフ系住民はイスラム教信者。シャーマニズムを信仰する人も多い。

モンゴル民族の宗教は、大別して民間宗教と外来宗教に分けられる。前者は主としてシャマニズムなどと呼ばれる自然宗教であり、後者は仏教である。モンゴルの民間宗教が資料的に豊富になるのは13世紀の「モンゴル秘史」成立後で文化現象と同様、仏教受容以降である。仏教がよりモンゴルに根付くのは、モンゴル語仏典の登場によってである。チベットのみならずウイグル仏典の影響が少なくない。
1578年、アルタン ハンは青海にチベット改革派仏教のゲルク派より高僧ソナムギャンツォを招き、彼にダライ・ラマの称号を贈った。
1921年の人民革命により消滅した諸活仏の復活派、今後モンゴル人の心の拠り所として求められている。
1930年代、チョバルサン指導時代、多くのラマ(贈)が逮捕され、多数の寺院が破壊された。最近まではウラーンバートル市のガンダン寺だけ活躍していたが民衆主義に移行したことにより荒廃された寺院も修理されたり新しく建立されている。民衆化んお経過のなかで復活した仏教をブームのように言う人もある。
西モンゴルに居住するカザフ族の宗教はイスラム教である。