モンゴル競馬大会


モンゴル競馬は郊外の大草原一帯で行われるが、長距離レースで15キロから30キロの間で幾つかの種目に分かれる。スタート地点は見えないから観客はあちこちの草原や丘に陣取ってひたすら待つ。疾走する馬群が現れると草原にどよめきが伝わってくる。参加頭数は少なくても1,500頭、騎手はすべて6歳から13歳までの少年少女だ。馬の負担を軽くするためだが、幼いときから馬に親しむ遊牧民の美意識の表れでもあろう。しかしレースは過酷である。ゴールに入る前に倒れてそのまま死ぬ馬も少なくないし、駆け込んだ馬の体は全身からふきだした塩で真っ白だ。ナーダム以外にはまたダムシグナーダムも行います、 例えばチンギスハーンの誕生した800年賞とかの場合は1024人の相撲さんが 試合することもあります。


「子ども競馬」は首都ウランバートルの郊外に広がる草原で行われる。

モンゴル馬は体が小さくても非常に我慢強い馬です。 モンゴル競馬の特徴は非常に長い距離を走っています。 馬の年により走る距離が違います。 ウナガ、ダーガ、ソヨロン、ヒャザラン、イフナス、アズラガとレースが分かれています。 一番長距離30キロで、23時間掛けて走ってきます。 夏の暑い日、乗っている選手(体の小さい子供6から1213歳まで)も大変です。 競馬の馬を2ヶ月間前からトレーニングさせて、ウヤチンと呼ばれる遊牧民の人、 馬主がトレーニングさせます。馬にもダイエットさせ、 1日何回もトレーニングさせています。 夕焼けの頃、競馬に出る選手の子供が乗ってギーンゴをいう馬の歌を 大きい声で歌いながら走らせます。馬がだんだん歌になれ、 競馬中歌を聞きもっともスピード出すのです。本当に不思議な感動ですが トレーニング中、子供達の姿、歌っている声を聞いていると どうしても涙が自然の流れてきます。 ナーダムの競馬の日、ゴールへ走って入って来ている子供と馬の姿を見ているとドキドキし、 泣きたくなるのも非常に言葉で伝えない気持ちです。 30℃の暑い日、止まらずに23時間掛けて、 走って来ている子の疲れている真っ赤な顔、疲れて 最後まで力を振り絞っている馬の姿を見ていると思わず息が止まり思わず涙が ぽろぽろと出てくるのも不思議です。