人それぞれの味 | GANZO大阪店のブログ

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今回はGUDシリーズについてご紹介します。








【 GUIDI & ROSELLINI 】


GUDシリーズで使用する革はアルプス地方で育った牛、それもカーフ(生後1年未満の子牛)の原皮を十分セレクトし、グイディ社が専門としているバケッタ製法により丁寧に仕上げられます。


バケッタ製法とは、イタリア・サンタクローチェ地方で10世紀もの長い歴史を持つフルベジタブルタンニン鞣しによる製法です。手間をかけ、じっくりと時間をかけて革を鞣すこの伝統的な製法はグイディ社をはじめ、現在ごくわずかなタンナーによってのみ継承されています。


一枚一枚手作業により丁寧に手染めで仕上げられた革は、柔らかく独特のコシと特有の色合いが生まれ、油が浸透しにくい反面オイルが抜けにくく、使い込んだときには独特な風合いを楽しむことができます。


独特の透明感と深みのある色合い、天然皮革独特のトラや血筋が目立ち、ヴィンテージのようなムラ感があるのも特徴です。





GUDシリーズはステーショナリーやバッグ等、小物以外にも様々な型を用意しており、革として加工できる面積も小さい、ただでさえ希少なカーフをふんだんに使用しております。


















話は外れますが、お客様からよくこんな質問を受けます。


『傷付きやすいですか?』『どの革が傷付き難いですか?』『傷が付き難い革はありませんか?』 ets....



革によって多少は傷付き易い難いは確かにありますが、結論から言ってしまうと、どの革も傷はつきます。


やはり元が綺麗であればどうしても綺麗に使いたくなってしまうのが人間ですので、傷が気になるのは仕方がない事かと思います。


実際に私も傷を付けずに綺麗に使い続けていました。

ですが、ふと新品の状態からほとんど変わらない『それ』を見たときにこう思いました。


『なんか、味気ないなぁ・・・』


その原因にはすぐに気付きました。


その時から綺麗に使うことをやめました。


それからしばらくして徐々に傷にま見れてゆき、雨にも打たれました。


綺麗に使う事はやめましたが、大切に使うことはやめていませんでしたので、普段からの乾拭き、数か月に1回のケアは念入りに行いました。








その結果、傷・シミだらけで見る人によっては汚く見えるでしょうけども、私なりの【味】を出す事ができました。


『それ』を見たときにどれだけ『それ』を大切に使用してきたか、傷やシミを見れば歴史を語らなくてもわかるような雰囲気。


これも数ある中の【味】の一つかと思います。


その雰囲気を纏うまでの日々のメンテナンスを積み重ねることで『それ』に対して愛着が湧き、『それ』はいつしか『相棒』に変わります。


それだけの時間と手間を掛けた『相棒』は自然と雰囲気を纏っているはずなのです。





綺麗に使うことがいけないことではありません。


ですが、これも一つの【味】と言うことをご理解頂ければ幸いです。

















~GANZO大阪店~


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