野菜炒めっていうと、
強火で短時間でシャキっと仕上げるというのが定番のようですが、
中火で時間をかけて根気よく炒める・・という野菜炒めを作りました。
これがねぇ、めちゃくちゃウマイっ!のであります。
ま、自分の口に合うっていうだけかもしれないけど・・・
豚のバラ肉のスライスをテキトーな大きさに切って、
フライパンで中火で炒めるのです。
テフロン加工なら油をしかなくて十分だと思う。
で、じーっくり油が出て来たら、
わりと小さめに切ったキャベツと、モヤシを投入。
キャベツともやしはレンジで加熱しておくと、
時間が短縮されてラク。
あとは、じーーーっくり、中火気長に炒めていくだけ。
焦げそうだったら、火を弱める。
味付けは塩と胡椒とお酒。
お好みでにんにくもあり。(私はいれずにキャベツの甘みを楽しむ派です)
お肉から出た油が野菜を包み込んで、
全体的にとろ~っと下感じがしたら出来上がり。
結構時間かかります。
10分くらいかな・・・。
キャベツがとろけそーにおいしいよ。
色合いや栄養のことを考えたら、
ピーマンだのにんじんだのを入れた方が良いかもしれないのだけれど、
キャベツともやしだけのシンプルな味が
わが家ではウケています。
た~ぴんが、ものすごく気に入ってくれて、
これがあると、ご飯をもりもり食べてくれるので、
最近はしょっちゅう作ってます。
レシピって事のほどでもないけれど、
なんでこんなのを思いついたかというと、
池波正太郎さんの『剣客商売』に出て来る料理を
実際につくってみましょうってな本の中に、
池波さんがビールを片手に、
キャベツとと豚肉(だと思う)を鉄板でジュウジュウやっている写真があったのです。
それがなんともおいしそうでおいしそうで・・・。
で、何がおいしそうなのか考えてみたら、
ジュウジュウ・・・っていうのは、
強火ではNGなんですよね~。焦げちゃうから。
焼き肉を食べる時に、キャベツってすぐ焦げるもんね。
鉄板は程良い熱さをずっと保てるからおいしいんだろうと、
そうヒラメイた訳です。
ネタにするほどの料理でもないのですが、
私の中では、革命的なヒラメキだった訳で。
「シャキッと」ばかりが野菜炒めではないっ!
材料費、安くて済むのが一番オイシイ。