た~ぴんへ | 季節の横顔

季節の横顔

昭和10年に刊行された祖父の随筆集『季節の横顔』によって,昭和初期という時代に生きた人々の様子,また時代を超えて共通する想いなどについて語るブログとしてスタート。
・・・今では単なるつぶやきノートです。

明日はた~ぴんの10才の誕生日です。


母親になって10年目。

10年前のちょうど今頃は、病院のベッドで

すーっと失速していって途絶えそうになるた~ぴんの心音を聞きながら、

「おーい、さぼるなぁ~!心臓は動かさなきゃだめなんだぞ~!」

と声をかけ続けていたなぁ。


声をかけると

まるでそれに応えるかのように

ゆっくりとテンポを元に戻し、

順調な心音を聞かせてくれていたた~ぴん。



心細くて 不安でたまらなかった。

でも

そんなことがあったからこそ、

ふつうに生きていることのありがたさ、尊さを

つよく感じるようになったのかもしれません。


た~ぴんが懸命に発信し続けてくれた

いのちの確かさ。


おたがい、しんどいこともいろいろあるけど、

こうしてあの時のことを思い返すと

母はなんでも乗り越えられるような気がするのだよ。





無事に産まれてきてくれて

本当にありがとう。


私を母に選んでくれてありがとう。