呪い? | 季節の横顔

季節の横顔

昭和10年に刊行された祖父の随筆集『季節の横顔』によって,昭和初期という時代に生きた人々の様子,また時代を超えて共通する想いなどについて語るブログとしてスタート。
・・・今では単なるつぶやきノートです。

た~ぴんは、「死」が怖いと言った。

そこで、一生懸命に考えながら、

「死」ってどんなことなのか話したつもりである。


ところが・・である。

その恐怖の正体は、実はビミョ~にズレたところにあったのだ。

あの時の私の話は一体なんだったのだ?(笑)


後になってよくよく話を聞いてみると、

例の暗殺シーンの再現ドラマで、暗殺者(神官&将軍のコンビ)の顔が、

あまりにも怖かったからなのだという。

役者さんに拍手!

それにしても、暗殺という世にも卑劣な手段で権力を手にしただけでなく、

(いや、真偽の程はわからないんだけどね)

何千年も経った後にまで、ひとんちの子どもを怖がらせた上に、

私ににいらんことを話させた神官&将軍め!

覚えてろよ!


ところで、あの夜以降、

「ボクの前でその名前は言わないで!

思い出しちゃうから。

“ツ様”って言って!」

と、我が家ではその名前を封印されてしまったツタンカーメン王。

悲劇の王様である。本人のせいじゃないのに。




さて、昨夜のことである。

夕食を食べていたた~ぴん、

あまりにもスローペースなので、父親にテレビを消されてしまった。

別に真剣に見ていた訳でもないのに、

「見てたのにぃぃぃぃぃ」と猛抗議。

んもう、しょうがないなと父親が再びテレビをつけた瞬間、

テレビから流れてきたナレーションは


「ツタンカーメンの○×□△※~」!


何かの番組の一部なのか番宣なのかわからないが、

砂漠の画面と共に、禁断の名前が!!


その瞬間のた~ぴんは、

目をまん丸に見開き、持っていたご飯茶碗の端を口にくわえ、

見事にフリーズ。


あまりのタイミングの良さに、

父親は吹き出しながら、「ほらな、ご飯食べながらテレビを見るとこうなる!」


ツ様の呪いはおそろしい・・・。