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誰か世に ながらへて見む
書きとめし 跡は消えせぬ
形見なれども
紫式部
(『新古今和歌集』より)
紫式部は
同僚の小少将こしょうしょうの君が
亡くなったあと
残された私信ししんを見つけ
ゆかりの家にこの和歌を添えて
届けてあげたそうです
誰か後のちの世に
生きながらえて
見てくれるでしょうか
書き残したものは
消えることのない
形見ではあるけれど…
ムラサキシキブ
同僚の形見の手紙を見ながら
こう詠んだ紫式部
まさか
彼女自身の書きとめたものが
千年もの時を超えて
人々に読まれ続けるとは
思ってもみなかったことでしょう
形見なれどものあとには
人の命ははかないもの
やがては
忘れられていくのでしょう
と言いたげです
でも
人が進歩していけるのは
先人が残したものを
受け継いでいけるからですものね
この世に生まれたからには
何かを残したい
と思うのも
そのために仕組まれた本能かもしれません
大本山・石山寺
残るか残らないかは
時代が淘汰してくれること
私たちは
自分が伝えたいと思ったものを
残していくべきだと思うのです
たとえささやかなことでも
それを知った人は
次の一歩から
歩みだすことができるのですから
『源氏物語』は
まだまだ後の人々に
読まれ続けることでしょう
さまざまなメッセージを
汲みとることのできる
大切な遺産として
『源氏物語』 第十四帖 澪標
むらさきしきぶ
平安時代中期の物語作者、歌人
生没年不詳
幼い頃より才女とうたわれていました
光源氏と彼をめぐる女性たちを描いた
『源氏物語』の作者として
名を知られています
全五十四帖からなるこの壮大な物語は
海外でも広く読まれています
そのほか宮仕えの様子を記した
『紫式部日記』
家集に『紫式部集』があります
『光る君へ』まひろ/紫式部役 : 吉高由里子
🌿
飯豊まりえ
こんばんは⭐️
最後の月人🌕に 触れて下さって
ありがとうございます
さまざまな時代を照らした十八月🌕の言の葉🌿
一月🌕でもその輝きが
みなさん🍀に届いたのなら 幸いです🌱
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乱🐯も 長かった盆休み🎐が終わります
9日から12カケラ☆連投📝しましたが
明日よりの勤務🦺再開で
ブログ☆秋口🍂頃まで 不定期になるかも
みなさん🍀には ゆっくりと🐢触れていきますので
これからも宜しくお願いします
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画像
Pinterest より お借りしました








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