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もっと割り切れたいい愚痴を
吐く人間になりたい
越路吹雪
(『夢の中に君がいる』より )
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いい愚痴
という言葉がとても新鮮ですね
人の愚痴を聞くのは
あまり気持ちのいいものではないはずですが
考えてみれば
詩や和歌などの中には
愚痴っぽいものもたくさんあります
不思議なことに
それらを聞くと
元気が湧いてくることさえあるのです
愚痴に限らず
自分の不快な気持ちを
相手に
不快感を与えずに伝えることほど
難しいことはないと思います
他の国では
ユーモアや笑いを上手に利用しているように
思えるのですが
日本人は
どうも苦手なようです
心の中におさえ込んでしまうか
感情的になってしまうか
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どちらも解決にはなりませんし
かえって悪い状態になりかねません
もっと割り切れた
という言葉には
自分を客観的に見つめる
もうひとりの自分になるということが
含まれているのでしょう
越路吹雪は
心にウタをもった人間は
仕合わせだ
とも言っています
ウタの中には
さまざまな世界があります
夢や希望だけでなく
不平不満や恨みつらみだって
私たちは
生きる力に変えていくことができるのですね
彼女の歌を聴いていると
かっこいい愚痴や
気持ちいい愚痴
あたたかい愚痴というものがあるのかな
と思えてきます
こしじ・ふぶき
女優、歌手
大正十三年(1924)ニ月十八日
〜
昭和五十五年(1980)十一月七日
昭和十二年に宝塚歌劇団に入り
男役として脚光を浴びます
演技力や歌唱力の評価は高く
ミュージカルや映画へも出演しました
また『サン・トワ・マミー』などの
曲をヒットさせ
ジャンルを越えたエンターテイナーとして
人気を博しました
おはようございます
光のカケラ🌕に触れて下さって
ありがとうございます
昨年八月以来の言の葉🍀となりましたが
これからも
時代を生き抜いた女性たちの言葉🌿を
届けていきたいと思います
みなさんにとって
穏やかな週末となりますように
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