夢人🍀
ゆめびと
夢🍀の語源は
寝目🍀いめ
寝ている時に見るものという意味です
その夢に現れた人のことを
夢人🍀といいます
昔は
夢合わせ🍀
つまり
夢占いを大変重視しました
ですから
夢に出てきた人は
大きな意味を持つ存在だったのでしょう
現実では逢えない人や
人目をはばかる人が
夢路をたどって会いに来る
とも考えられました
もうひとつ
恋しく思っている人という意味もあります
恋がかなうまでは
相手のことが夢のように
はかなく思われるものですね
手の届かないところにいる人
かなわぬ恋の相手
憧れの君
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すべて夢人🍀です
そして
恋が一番美しく輝くのも
相手のことを夢人と
感じている時期なのかもしれません
夢で見た人
夢のように思う人
そして夢に思い描く自分の姿や
夢を追いかける自分も含めて
いずれの夢人🍀も
幸せの鍵を握っているといえるでしょう
🍀 夢みるいろいろ 🍀
を
少し
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⭐️📖
しるべの燈火ともしびかげゆれて
廊下らうかの闇に恐ろしきを馴れし
我家の何とも思はず
侍女こしもと下婢はしたが夢の最中たゞなかに
奥さま書生の部屋はとおはしぬ
われから📖 樋口一葉
わたしは
まるで夢の中にでも
いるように身を運びながら
何やら馬鹿々々ばかばかしいほど
緊張した幸福感を
骨の髄まで感じるのだった
はつ恋📖 イワン・ツルゲーネフ
いま
そのうしろ
東の灰色の山脈の上を
つめたい風がふっと通って
大きな虹が
明るい夢の橋のようにやさしく
空にあらわれる
マリヴロンと少女📖 宮沢賢治
ベッドにはいってからも
夜っぴて大きなかぶらのようにまっ白な
ぶきみな顔に追いかけられる夢をみて
うなされつづけた
透明人間📖ハーバート・ジョージ・ウェルズ
お姫さまに命をたすけてもらったことなど
夢にも知らないのですからね
でも
お姫さまは
たいそう悲しくなりました
人魚の姫📖
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
まるでそれは
瞬間の夢のように
とぶ鳥のかげのようにすぎた
だが
だれひとり夢と考えるものはいなかった
二十四の瞳📖 壺井栄
その後も始終誰にもわての顔を
見せてはならぬきっとこの事は内密にしてと
夢うつつの裡うちに譫言うわごとを云い続け
春琴抄📖 谷崎潤一郎
と叫んで
時平は恰あたかも美しい夢魔むまから
解き放たれたように
つと御簾みすの傍へ走り寄ると
大納言の手を振り払って
自分がその袂をしっかりと掴んだ
少将滋幹の母📖 谷崎潤一郎
📖⭐️