* 目の正月 * | ☆光のかけら☆ 乱・らん

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ある日、知る
こころに色があることを
言葉に色があることを
音楽に色があることを
時間に色があることを
わたしに色があり
わたしの名前に
ことだまがあることを

*BLEACHの色彩*に
彩られた
言の葉*言霊*花鳥風月
に触れてください

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目の正月
めのしょうがつ




一畑薬師

目の保養
眼福がんぷく
などと同じ意味です

美しいものを見たときなどに使う言葉クローバー

正月というのは比喩で
いいものが見られて
いい日だな
というくらいの意味です
目正月ともいいます

クローバー
月の鏡小春に見るや目正月

松尾芭蕉
クローバー

鏡のような月を
秋のおだやかな夜に眺めるのは
目の正月ですね
というほのぼのした感慨の句
でも
目正月
カクカクとした漢字が連なると
ほのぼのというよりも
どちらかといえば
ややカチッとした印象を抱いてしまいます
のどかに月を眺めているにしては
文字の並びが直線的というか
澄んだ夜空から降る月光というのは
この句のようにまっすぐで
少し硬質な肌ざわりだったんでしょうか

ちなみに小春のころ
(旧暦十月。新暦の十一月ごろ)
稲刈り🌾を終えた農家が
暖かい日に済ませておこうと冬に備えて
家を直したりするなど
忙しくて手が回らなかったあれこれに
手を入れる時期だったそうです

宮島の月🌕


門松
あけまして
おめでとうございます
2021年
令和3年 丑年が
みなさんにとって
素敵な一年となりますように

きようのお雑煮
おせち


おめでとう🍀

めでたい
でる
程度がはなはだしいという意味の
いたがついた愛で甚し
変化したものだといいます

愛でるという言葉クローバー
今でも使いますね
心がひかれ
いとしく思ったり
すばらしいと思ったりすることです

目出度い
芽出度い
などの漢字を当てることもありますが
これらは当て字
とはいえ
愛でるの語源は
に関する説がほとんどです
は同源ですから
あながちでたらめともいえないようです
目が引きつけられるような気持ち
心に芽が萌え出るような思い
たしかに
当てはまるような気がします
おめでとう
私たちがもっとも一般的に使う祝福の言葉クローバー
これはおめでたく存じますなどの
下の部分が略されたおめでたく
音便変化でおめでとうになったものです

あなたに心がひかれる
そんな気持ちを
私たちはこんなに素直に
口にしてきたのですね




玉箒
たまははき





蚕を飼っている家では
正月の子の日には
蚕室さんしつ(蚕を飼う部屋)を
掃除する習慣があります

そのときに用いるのは
玉飾りのついた小さな箒🧹で
玉箒といいます
蚕は絹を生み出すありがたい存在なので
年の始めに美しい箒で掃き清めるのは
大事なならわしです

そして
なぜかのことも玉箒と呼ぶそうです
なぜ酒🍶が箒🧹?
と思ったら
現世の愁うれいを掃いて払ってくれるから
とのこと
🍶酒は愁いの玉箒🍀
ということわざまであるくらい
十一世紀ごろの中国
北栄時代の詩人
蘇軾そしょくがこんな詩を書いたのが
もともとの由来とか

クローバー
應呼釣詩鉤
まさに詩を釣る鉤はりと呼ぶべし

亦號掃愁箒
た愁うれいを掃はらう箒とも号ごうせん

蘇軾「洞庭どうていの春色しゅんしょく」より

こんなにうまい酒をなんと呼ぼうか
詩を釣りあげる釣り針か
それとも
愁いを払ってくれる箒か
クローバー


愁いを払うというと
うっぷん晴らしの暗い酒かと思いきや
この詩を見ると
隣りに並んだほめ言葉が
詩のインスピレーションを
釣り上げてくれる
魔法の飲み物だ!
というほど前のめりな持ちあげっぷりなので
暗い酒というよりも
むしろ胸がスッとする清々しい美酒を
歌っているんだとわかります
楽しいお酒🍶が
音符いいお酒🍶音符

🍀
あけましておめでとうございます
今年も拙い光のカケラ☆  を
宜しくお願いします
照れ
みなさんの一年が
たくさんの色🎨に彩られる
明るい一年クローバーとなりますように
お願い






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