ある日、知る
こころに色があることを
言葉に色があることを
音楽に色があることを
時間に色があることを
わたしに色があることを
夏の色 2
清々しい空気の透明感が
夏の色に近づいていきます
空色
【そらいろ】
別名
空天色
【くうてんしょく】
碧天
【へきてん】
明るい青
空いろの紙のくもらはしきに
書い給へり
源氏物語 澪標 紫式部
晴れた日の空のような色
空天色、碧天
とも書きます
青といえば真っ先に
連想されるのが空の色
すなわち昼間の晴れわたった
空の明るい青色
いわゆる
スカイ・ブルー
でしょう
空の色は身近で誰もが
眼にすることができるためか
英名も
ゼニス・ブルー
(天頂の色)
ホライズン・ブルー
(地平線近くの色)
など
さまざまな呼び名があります
空の色を中国では
幽玄に通じる色と見ていましたが
日本人は
かげりのない色とみていました
空色のゆりいす
という
安房直子あわなおこさん
の童話があります
目の見えない自分の娘に
たった一つの色を教えるとしたら
空色
を教えたいと思う
いすづくりの話です
その空色は
心の中までしみ込んでくるような
目を閉じてもまぶたのうらに
青い空が広がる色
青空のような色です
17世紀初期の
天工開物てんこうかいぶつ
にみえる天青色は
淡い藍に軽く蘇芳すおうを
刷くとありますが
色見本は蓼藍で染めました
ちなみに
源氏物語
葵の巻には
源氏が朝顔の君に贈る歌を
空の色したる唐の紙
にしたためますが
この空は
そのとおりの時雨模様の空で
薄墨色であります
空の青に
白い雲が映えます
四季の中で最も過ごしやすく
清々しさを味わえる季節です
好みのうるさい清少納言も
五月が大好きでした
節*せち は五月にしく月はなし
菖蒲*さうぶ 蓬*よもぎ などの
かをりあひたる
いみじうをかし
枕草子 三九段
節とは端午の節句のこと
平安時代
菖蒲を髪に飾った臣下*しんか が
天皇に菖蒲を献上し
天皇から薬玉*くすだま を賜り
邪気を祓うという行事だったそうです
ここでいう五月は旧暦なので
今の五月末
六月初め頃です
み空色
【みそらいろ】
明るい青紫
み空のみ・御は
尊いものなどの美称です
み吉野、み雪、み山
などがあります
・・・み空行く雲にもかもな
万葉集 安貴王
世界は色とりどり
気持ちもひとつではなく色とりどり
一色に見えるものの中にも
たくさんの色がかくれています
Algu'n dι'a
・
・
・
A medida que se reu'na con
Su color favorit
おはようございます
乱蔵 デス
今日は 梅雨の合間の晴れ模様
となりました
素敵な色に出逢えますように
市内の現場へと行って来ます
コメント 承認制としました
御理解頂ければと思います