


















の語源は


の


が
変化したものではないか
といわれます
はるか昔から
この時期は


と
言いながら過ごしたのでしょう
それは今も変わりませんね




むぎのときいたる

The barley harvest
seacon begins

5月31日~6月4日
第二十四候


きらきらと
雨もつ麦の穂なみかな
五升庵蝶夢



麦が実りのときを迎えます
麦が熟す時期を


ばくしゅう
または


むぎのあき
といいます
この場合の


は
実りのときという意味です
麦の代表が
大麦


と
小麦


大麦の方は
芒*のぎ
と呼ばれる長い髭*ひげ
のような部分が大変目立ちます
麦飯にして食べるほか
麦茶やビールの原料になるのは
こちらです


室町時代から江戸時代にかけて
農民は
年貢として米を納めなければ
ならなかったため
稲を収穫したあとに
時給用として
大麦を作ったのだそうです
小麦の方は
文字どおり
小麦粉にします
麺*めん類やパンの原料として
利用するわけですね


麦が熟したときの穂の色が




健康的なイメージの色ですね
小麦はもちろん
大麦も小麦色に輝いています
小麦色に熟した穂の上を渡る風は


や


むぎあらし
そよぐ穂は




太陽の香りがする
素朴な風景が広がります

種蒔きし木下麦の穂にいでて
風に秋ある山畑の庵
正治二年百首 藤原 隆房

種を蒔いた木の下を
麦の穂がそよいでいる
初夏というのに風にそよいでいる風情は
秋を思わせる
そんな山畑の庵のひとときである





おはようございます
乱蔵
デス


暑い
夏
の入り口



水無月
も宜しくお願い致します


















