




















りっか

我が宿の垣根や春を隔つらん
夏来にけりと見ゆる卯花*うのはな
源 順*みなもとのしたごう
拾遺和歌集

二十四節気のひとつ
春分と夏至の中間にあたり
暦の上ではこの日から
夏

が始まります
太陽の黄経が45度のときです









ころがらん夏の青みのつづらやま
憔然









の中で
感覚的に一番ぴったりくるのが


かもしれません


はシンプルに


とくに説明の必要もないほど
季節にぴったりだということ
かもしれません
新緑の香り
すがすがしい風
まぶしい陽射し
・
・
・
初夏らしい晴れた日が続きます
若葉の間を渡ってくる


や


も
みずみずしい香りを運んできます


まさに


この言葉も夏の季語というより
すっかり初夏の挨拶の
決まり文句のようになりました


を漢字で書く場合


と書くのが一般的ですが


の場合は
同じ意味の
薫風
くんぷう

という言葉があるので


と書きます
ところで


という言葉は
今ではよい匂いをさしますが
昔は
匂いに限らず
様々な気が漂うことでした
たとえば
煙や霧がたちこめることも
火や潮の気配がすることも


といったそうです
精気がみなぎる新緑の木々
その香りを思いきり吸いこめば
元気をいっぱいもらえそうです
現在の立夏は
ゴールデンウィークの
締めくくりに当たるころ
連休中に自然を満喫するのが
理想的な過ごし方かもしれませんね
とはいうものの
連休疲れでぐったりと過ごす日に
なっている人も多いのでは
ないでしょうか
新しい季節がスタートする日
心もリセットして
次の一歩を踏み出す節目の日に
できればいいですね
旧暦の時代
梅雨の晴れ間という意味だった


という言葉が
この頃のさわやかな晴天という
意味でも使われるようになりました




はというと
蛙*かえる が鳴き始め
蚯蚓*みみず が姿を見せ
筍*たけのこ が生え始める時期
となっています
湿気の多い日本の夏

・
・
・
・
・
・
それを象徴するかのような
生き物たちが並んでいますね

春すぎて夏来にけらし白妙の
衣干すてふ天の香具山
万葉集 持統天皇

いつの間にか春が過ぎて
もう夏が来たらしい
天の香具山のほとりの人家には
夏の着物を干していることであるから



おはようございます
乱蔵
デス

昨日 届けられなかった カケラ

届けます
自分に何が出来るのか
熊本へと
行って来ます

素敵なGWを
お過ごしください

















