看護学生として働いていた頃は、看護助手のお仕事をさせて貰ってました。
朝から朝食前の準備を各部屋回ってし終えたら、朝食を配膳。
食事の体勢を整えても、配膳を終える頃には、また寝てしまってる患者さんが数人いて
(-_-)zzz
ワタシはその方々の食事介助に入ることになるのですが。
ある方だけは、ワタシが食事介助に付くと口を一切開けてくれません。
どんなに声かけしても。
ワタシがフーッと肩を落としてると、ベテラン看護師さんが、『はーい、○○さん、ご飯食べないと退院が長引くよー。さー美味しそうな朝ごはん、味見だけでもしてみようよ!』と味噌汁を促すと、口を開けて食べられました。
翌日、ベテラン看護師さんのように話しかけたら食べられるかも!と食事を促しましたが、全く口を開いてくれず。
またまたベテラン看護師さんにお願いすることに。
そんな日が続いて、その方の食事介助がイヤになりかけてた頃、ワタシ自身もプライベートでゴタゴタしていて、患者さんの前で笑えなくなっていました。
それでも無理して笑いながら、食事介助につきました。
最初はいつも通り、口を閉じたままでしたが、ワタシの無理した笑顔が、涙をこらえた顔に変わっていくと、やっと動かせる右手でワタシのほっぺを触られました。
言葉は話せないけど、その仕草が伝えてくれた。
泣かないでって。
笑ってよって。
泣いてごめんなさいと心の中で言うと、その患者さんも、ゆっくりと2回、目を閉じられました。
その日以来、少しずつ口を開けて食べられるようになりました。
だけど何故、あの時から?と不思議でしたが…
それが分かったのは、ワタシが患者さんになってからでした。