尊厳死のこと | 今日もいちにち生きました

今日もいちにち生きました

2016年、直腸癌が再発。
治療の結果、一生の障害を負うことになりました。
2022年胃がん発覚。2023年咽頭がん発覚
3つの癌を抱える今。
以前の私とは生き方が変わりました。
がんと闘い、生き抜くことができた日々。
今日という日をつづります。

 

生きたいと願うのは自然な感情ですが

いざとなった時、強引な延命治療は拒否したい。

そう考えています。

 

私はこの考えを少数派だと思っていたのですが

実際の数字を見て驚きました。

 

 

65歳以上へのアンケート結果。

延命治療を望む・・・・・4.7%

望まない・・・・・・・・91.1%

    出典:内閣府

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2013/zenbun/s1_2_3_04.html

 

すごい数字です。

私の考えは少数派どころか極めて一般的だということです。

 

一時期、延命治療を家族の要望から中断した医師が逮捕されるという事件が相次ぎました。

こうした事態を受けて2007年に厚生労働省はガイドラインを策定。

家族の意向を尊重する医療が認められるようになりました。

けれどあくまでガイドラインであり法制化された訳ではなく、罪に問われる可能性は残ります。

当然、この問題に関しては医療側も消極的になります。

 

こちらも私は驚きましたが

オランダでは安楽死が認められています。

条件さえ整えば、医師は薬または静脈注射で患者を安楽死へと導くのです。

歴とした医療行為であり保険も適用されます。

かの国では全死亡者の内4%がこの行為によって死を迎えます。

出展:朝日新聞デジタル

https://www.asahi.com/articles/ASL326307L32UEHF00Q.html

 

安楽死を制度化している国は現在

オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、スイス、カナダ、アメリカの一部の州です。

 

日本がこのグループにすぐに加わるとは考えられませんが

患者の尊厳を重んじる流れは確実に強まっています。

 

命よりも大切なものがあるのですよ。

その大切なものを見つけ

大切なもののために死ぬこと。

それも一つの人生でしょう。

 

そんなことを思わせる記事でありました。

 

 

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