がんと闘う?寄り添う?忘れる? | 今日もいちにち生きました

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2016年、直腸癌が再発。
治療の結果、一生の障害を負うことになりました。
2022年胃がん発覚。2023年咽頭がん発覚
3つの癌を抱える今。
以前の私とは生き方が変わりました。
がんと闘い、生き抜くことができた日々。
今日という日をつづります。

私が意識するがん対策の4大要素。

食事、運動、睡眠、メンタル。

 

そのうち最も頑張っているのはメンタルだと思ってます。

 

そんな中、最近読んだ本がこちら。

著者は聖路加病院リエゾンセンター長

でサイコオンコロジー(精神腫瘍学)の専門家です。

 

その中に興味深いデータがありました。

イギリスで行われた研究結果です。

 

研究ではがんとの向き合い方を

4つのグループに分けました。

 

1)がんと徹底的に闘う。

2)がんを受け入れ共存を目指す。

3)絶望の末に諦める。

4)がんであることを忘れる。

 

12年間にわたり4グループを追った結果

どうなったと思いますか?

 

進行が早く早期に全員がなくなったのは

3)の諦めたグループでした。

 

興味深いのは残りの3つ。

どれもほとんど差がなかったそうです。

 

闘うのか、寄り添うのか、忘れるのか

どれが正しい選択かを悩む人は多いのではないかと思いますが

実はどれでもいいんですね。

 

となれば、自分の性格に一番見合ったものが

正解だということになりますね。

 

私も場合はどうでしょうか。

これは一言では表せません。

 

痛みが出ている時は闘う意識が強く

出ていない時は忘れようとするからです。

 

強いて言えば1)と4)を行ったり来たりということでしょうか。

 

本当に痛い時には寄り添ったり忘れたりするような

心の余裕は全くありませんから

頼れるのは闘争心だけです。

 

それがダメなら諦めるでしょうね。

本当に最後の話ですが。

 

頭も心も壊れるほどの痛みを何度も経験していますから

緩和医療が進んだから痛みの問題は心配しなくてもいいですよ、という意見は信じません。

 

取れない痛みというのはあるのですよ。

 

それでも今はそれがないので、

とにかく忘れるようにしています。

 

時計店に通ったり仏像本に凝ったり読書会に参加したり

旅に出かけるもその一環です。

 

総合的に考えれば私のメンタル対策は

間違ってはいないと思っています。

 

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