私なんかが母親になってしまった娘は、可哀そうだ。
色んな経験をしてほしいといいつつ、
危ないことはする前にやめさせてしまう。
走っているだけで、転ぶんじゃないかと歩かせる。
飛び降りたときに、足を挫くんじゃないかと下す。
ドアに指を挟むんじゃないかと、車のドアは閉めさせない。
過保護?
いや、そういうのとは種類が違う気がする。
とにかく悪い方へ悪い方へ考えてしまうのだ。
たとえば、私は毎日、マンションのエレベーターまで娘を送り
上から娘が見えなくなるまで、笑顔で手を振るのだが
「これが最後でもいいように」とやっている。
自分が死んでも、子供が私の笑顔で手を振る姿が印象に残ってくれれば・・と。
逆に、子供に何かあっても、学校に向かう最後の最後まで見送ったという
最後の顔をしっかり焼き付けるために。
たまにマンションの住人に遭遇し、挨拶している間に娘がいなくなってたりすると
すごーーーーく嫌な事ばかり想像して
帰宅が遅かったりすると、何かあったんじゃないか・・と
変な想像がさらに増してしまう。
根っからのネガティブがゆえ、悪い想像は膨らむばかり。
多少、そういうのは子供にも伝染しているかもしれない。
異常な怖がりだったり、
虫歯が怖いため、小2でも仕上げ磨きをさせたり。
悪い事ではないので、やってあげるが。
兄弟がいれば、ぶったりけったり、慰めあったり、相談しあったり
もっといろんな経験ができるだろうに・・・。
またあの痛い出産や、ストレスだらけの乳児の育児は経験したくないという
これまた身勝手な私の言い分で、彼女は一人っ子になってしまった。
こんな親で良いわけがないが、どうしようもない。
ただ言えるのは、この子が私の子で良かったって事だけ。