成人式を迎えた皆さん、おめでとうございます。親御さんの喜びもひとしおでしょう。
これまで親子関係や人間関係について書いてきました。
今日は「男の子が男らしくなっていくプロセス 女の子が女らしくなっていくプロセス」そして「親としての役割」で習ったことを書いてみます。
幼少期・・・男の子というのは、まず母親に恋をします。
母親の恋人は父親(のはず)ですから、父に反発しながらも母の気を惹くために、父を真似ることで男性性が引き出され、男性として自立していくそうです。
一方女の子は、母に対抗しながら母に似せて父の気を惹こうとします。そこで女性性が引き出されるそうです。
しかし、最近の夫婦関係をみると、父親は仕事人間中心だったり、ストレス社会の中で仕事をしてきて、帰宅してから妻とのコミュニケーションが十分でないことが少なくありません。
そんな夫に対し、妻であり母親たちが、夫に対してたくさんのことを諦め、大きな挫折と諦観にうちひしがれていくのです。
やがて夫を批判をするようになり、近所のうわさ話に花を咲かせることになってしまったり、あるいは子供に執着してしまう、子供が優秀であることが自分の手柄であるという感覚に陥ったりというプロセスが生じてしまうことも多いようです。
そこで父親批判を聞かされた男の子はどうなるでしょう。男性性が抑制されて成長することになってしまいます。
こうして大人になった男性は、結婚相手の女性に母を求める傾向が強くなる事が多くなってきています。
女性遍歴を繰り返す男性、結婚してからも妻以外の女性と関係をもつ方がいます。母の愛に満たされなかった人が母の代替えの人を探しながら生きるのかもしれません。
一方女性は結婚相手に「不在がちだった父親像」を求めることが多くなります。
そうして相手に「母親像」「父親像」を求める者同士が結婚し、子どもが生まれ、循環を繰り返すのです。一見、幸せに満ち、どこにも非のうちどころがない家族に「機能不全」が起こっていることが多くなってきました。
つまり、母親となった女性は、父親を求めた夫に期待できないとわかり、子どもを溺愛し支配下に置くようになります。一見、母親として完璧に見えるのに、実は「子供の人生」を歩む同士として、あるいは騎手として執着する母も多く見られるようになりました。
また子ども自身も母親の機嫌を損なわないように期待どおりに育っていくことになります。
カウンセラーの信田さよ子氏はこんな事例をあげています。@@@@@@@
彼女たち(妻であり母)は家族のルールを自分本位に決定している。
それに反論しようものなら、泣き叫ぶ、病気になる、延々文句を言われる、と言ったことが起きてくる。
そのことがわかっているので、しだいに誰も彼女に反論しなくなる。
こうして彼女はいつのまにか家族のルールを制定するようになり、「私が(家庭内で)法律である」立場に上り詰める。父親(夫)もそんなものだと思っている。
妻に逆らうと後が面倒だと思えば、妻の言うがままにさせておいたほうが波風が立たないし、自分には実害もないからだ。
こうして外見は弱々しく力ないかに見える母親は、いつのまにかプチ帝王=独裁者へと上り詰める。
ただし、その支配は家庭と言う限局された場だけで行使される。
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実はこのような家族関係は、外来の患者さんの中にもいらっしゃることがありますし、学校のPTAでもお目にかかることがあります。
少なからず現代社会の中では、このような家族関係が少しずつ多くなってきたように思います。
このようなからくりの中で育つ子供。その結果として出てくるのが親子関係の共依存、AC(アダルトチルドレン)というものなのです。
蛇足ですが嫁の立場で小姑を見たとき、義母と小姑である義姉妹の関係が共依存であることも意外と多かったりします。 わ~い言っちゃったm(*T▽T*)m
親子関係を考える時、まずは夫婦関係を考えてみることが最重要です。
神学者のヘスバーグは「父親が子供のために出来る最善のことはなにか。それはその子の母親を愛することである」と述べています。
また、何かの事情で夫婦で育てられなくなったとしても、たとえば母親おひとりで育てることとなったとしても、母親自身が自分自身を受け入れ、今の自分を愛している(自己受容)ことが大切です。
つまり、最良の親とは、「自分自身を受け入れている親」。親子関係も夫婦関係も人間関係も、究極はここに行き着くようです。
どのような過去があり、欠点があろうとも、自分を受け入れ感謝して生きること。完全ではない人間同士。「私はOKではない。あなたもOKではない。でも、それでOK。」
成人の日にあたり、もう一度自分の生き方を見つめてみることもいいかもしれません。
・・・・って、一番見つめなおしてお勉強しなければならないのは実は私自身なのです(反省)
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