とくに文句を言っているわけではないけれど…
「上臈杜鵑 ジョウロウホトトギス」は春に咲く花じゃない
富太郎博士の出身地の近くにある花でもない
あの花は彼が植物研究のために
和歌山県を訪れたとき見つけたもので
気高い花という意味で
“上臈”=宮中に使える貴婦人 の名をつけた
それにジョウロウホトトギズのまえに
「黄色」あるいは「紀伊」とせねば索引に見えない
などとぶつぶつ言ってみる
まあね彼に姉さんは存在しないしあくまでフィクションだ
ホトトギス
それにしても野生で咲いているさまを
せひとも見てみたいものだ