夜の銀座・ある風景 2 ~ワシントン靴店をのぞき見をする少女~
銀座通りは
いろいろな人が行き来します。
興味のあるものがあったら
こうしてウインドーを
覗いている人もいます。
ブロックの上に乗って
中を見ていますが、
よく見ると
右の靴が半分脱げています。
たくさんの人が行き来しますが、
この少女は
いつまでも中を見たまま。
じつはこの少女は
銀座には実在しないのです。
この少女の
足元から上の窓まで
ぜ~~んぶ絵画。
壁に描いてある絵なので、
実際はいないのですが、
銀座を歩く人は
誰がウィンドーを覗いていようと
そんなことは自分には関係がないので、
みんな無関心。
だから、
この少女が
実際の女の子なのか絵なのかも
気が付いていない。
それが現実。
他人のことなんて
隣家の人でもほとんど知らない、
そんな無機質な生活が営まれているのが
東京。
ちょっと寂しい。
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