驚きの絵画展 5 ~足で描く絵・口で描く絵~
2015.8.10にアップした
から続きます。
台湾在住のこの人。
生まれた時から
両手がなく、
足で静物画を好んで描き、
味わい深い「書」も
書いているという。
「花と鳥」
絵であるのに
躍動感があふれており、
鳴き声までもが聞こえてきそうな絵画。
足で描いた絵とは
とても考えられない。
韓国在住のこの人は
足と口で絵を描く。
小さい頃
事故で両腕を失ったこの人は
19歳の時から足で絵を描き始め
21歳で個展を開くまでになったという。
しかし、
6歳から19歳までの
その間の苦しみたるや
察するに余りある。
「ハヤン・ウォン・ジェオン」
テーマの意味は理解できないが、
何か安らぎを得ることのできる場所だろうか。
この人は日本人。
脳性小児マヒで体が不自由になったのに、
何かに挑戦しようとする意欲を失わず、
今では絵が生きがいになっているという。
五体満足でありながら、
あなたの生き甲斐は何ですか、と聞かれたら、
私などは言葉を失う。
「あじさい」。
花の部分のガラス面が光って
花びらの色合いが見にくいが
こんもりとした
豊かな色彩である。
私が8年間住んだことのある
広島在住の人。
体操選手だったらしい。
コナミの内村選手の
華麗な技を見て
彼は本当に人なのかと
あきれるほど惚れ惚れするのだが、
あの技の裏には
こんな危険が潜んでいる。
「池で」
カエルの親子の音楽会。
アマガエルみたいだし、
タヌキが里芋の葉っぱの傘をさし、
そばにはアジサイの花、とくれば、
当然この画面では
雨が降っているはずだが
雨粒は省略。
この人は
大阪在住。
8歳の時に
機械に巻き込まれて
両腕を失い、とあるので、
この人の父親は
ひょっとしたら自営業で
工場を運営していたのかもしれない。
でないと
8歳の子供が
危険な機械のそばに行くはずがない。
「あさがお」
朝咲いて
昼にはしぼむ
短命な朝顔に
永遠の命を与えている。
「さぎ」
サギは
他の鳥と違って
まさに時を止められる鳥である。
ピタッと静止したら
それは生き物ではなく
まるで命のない石のようになってしまう。
そんなサギの首が動き、
命が躍動した時には、
今度は別の命が失われる。
「富士に桜」
「富士には月見草がよく似合う」という名文句は
富嶽百景(太宰治作)の中に出てくる言葉。
この絵の
「富士に桜」は
富士も
桜も
日本を代表する山と花。
そんな二つが
同じ絵に納まっているのだから、
こんな贅沢はない。
体が不自由で
足や口で絵を描く人が
たくさん紹介されている作品展だが、
その中の
ほんの一部を
読者の皆さんに
少しずつ紹介したい。
これらの絵を見て、
強く生きる力に変えて欲しい。











