散歩の効用 ~仏も鬼もいるネギ畑~
私の住んでいるところには
昔からの大農家が多く、
周りには
広い農地が広がります。
車や自転車に乗っていれば
決して見えないもの。
ネギ畑。
広い畑ですから
これはどこからでも見えます。
だけど
スピードのあるものに乗っていると
これは見えない。
畑の手前に
たくさん生えています。
薄紫の花をご存知の方だったら、
容易に気付かれると思いますが、
知らなければ
ここまで近づいても分からない。
もうお分かりでしょうか。
そう、 「ホトケノザ」です。
葉の形が
仏様のお座りになっている
蓮華座に似ているところから
このような名前が付いたものと思われます。
シソ科オドリコソウ属の一年草。
別名「サンガイグサ(三階草)」。
葉が段々に付くためそう呼ばれますが
必ずしも三階ではありません。
「春の七草」
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、
スズナ、スズシロ、これぞ七草。
といわれている春の七草のホトケノザは
上記のホトケノザとは違います。
食用になる
春の七草のホトケノザは
これ。
標準和名
「コオニタビラコ」
キク科ヤブタビラコ属の越年草。
(写真はネットよりお借りしています)
鬼の名も仏の名も持っている植物。
シソ科オドリコソウ属の
ホトケノザは
食用ではありませんので、
勘違いして
春の七草と一緒に食べないように
ご注意ください。
毒こそ入っていませんが、
食用と食用でない植物の違いは、
食用植物は
人の胃や腸で
その成分を分解し
栄養として取ることができるが、
食用でない植物は
人の消化器官で消化できないため
異物として体の中に残り、
障害が出ることがあります。
大麦の実は食べられても
大麦の葉は
たとえ若葉といえども
食べ物ではありません。
痩せるための食用として、
食用ではないものを入れた食品が
やたらと出回っていますので、
それにもご注意ください。
見えそうで見えないもの。
「心そこにあらざれば聞いて聞こえず見て見えず」



