玉川上水散策 ~昼なお暗き森の道~
我が家から、
歩いて10分ほどのところを
西から東に流れる
「玉川上水」。
その両サイドは
うっそうとした木々に覆われ、
夏でも涼しい散策路。
簡単にご紹介しましょう。
流れる水路の幅は、
2m程度の小さな清流。
上水(飲料水供給用)であるため、
水辺には下りられない。
多摩の羽村から四谷までの
全長43kmにも及ぶ上水道だが、
よろしかったら
説明版に
目を通してみてください。
「国指定史跡 玉川上水」。
いくらなんでも
これは読みづらいでしょうから、
少し大きくします。
この上水道は
あくまでも
玉川上水であって、
多摩川上水ではありません。
それにはちゃんとした理由があります。
歴史は江戸時代にさかのぼります。
承応元年(1652年)11月、
幕府により
江戸の飲料水不足を解消するため
多摩川からの上水開削が計画されました。
その時に
庄右衛門・清右衛門兄弟(玉川兄弟)に
工事実施の命が下されました。
43kmの長さで
標高差がわずかに92m、
100mの長さではわずか21cmしかなかったため、
工事は困難を極めたが、
何とか完成。
その兄弟の功績に対し、
幕府はその兄弟に
玉川の姓を名乗ることを許したため、
それで
玉川上水と呼ばれているのだが、
多摩川と名前が重なるし、
さらに
玉のような水が流れる上水ということもあり、
なんの違和感もなく受け入れられている。
清流に
鯉が放たれているところもあり、
橋の上から、
パンくずなどを落として
鯉にえさをやっている人も見かけます。
その両サイドに通る
散策路。
自然のままの散策路であるため、
全て土の道で、
街灯などの人工物は
全くありません。
必要最低限度の道幅だけ整備し、
後は自然のまま。
散策路の
更に外側には、
人家がづっと連なります。
玉川上水に生えている木々は
ほとんどが落葉樹のため、
夏は葉が茂って涼しい木陰を作りますが、
冬は葉を落として、
散策路にもさんさんと陽が射します。
街灯などがないため、
夜は真っ暗。
上水道も
当然真っ暗。
夜の散歩は
懐中電灯がなければ
木の根に足を取られたり、
真ん中に生えている木に
まともにぶつかったりして、
とても危険で、
歩けません。
だから、
夜の人通りは
ほとんどないため、
そういう意味では
自然が保たれています。
近所を通る
玉川上水の話でした。










