白花沈丁花満開 ~香りが運ぶ思い出~
真っ赤な
藪椿の花の次は
真っ白な
「沈丁花の花」。
今
満開の時を迎え、
香りを一面に放っている。
この花は、
今を遡ること10年も前に
昨年お亡くなりになった
陶芸家
荒木俊雄氏が
ご夫婦で我が家にお出でになった時に
奥様が
お土産代わりに
自分のところにあった小さな株を
持ってきてくださったものである。
そのことについては
ご覧ください。
伸びている
全ての枝に
これでもかこれでもか、と思うほど
真っ白な花が
びっしりと咲き、
周囲に
何とも言えぬ良い香りを
漂わせている。
この花が咲き、
香りが漂い始めると、
ご夫妻の顔が思い出される。
奥様は勿論
元気に暮らしておいでだが、
花と香りが運ぶ思い出の中では、
いつまでもその時のままの
俊雄氏の顔が浮かんできて、
懐かしさもひとしおである。
一緒に出掛けた
田子の浦港での
夜釣りの様子や、
夜が明けるまでカラオケに興じ、
外が明るくなってから
「そろそろ寝るか」と
眠りについたことなど
たくさんの思い出が
走馬灯のように
次から次に浮かんでくる。
春は
いろいろなものを運んできて
嬉しい。

