小説「永遠の0(ゼロ)」 ~戦争を知らない世代に読ませたい本~
私は
本を読むのが大好きで、
時間を見つけて
電車の中でも
喫茶店でも、
病院の待ち時間でも、
レストランで食事をしながらでも
いつでも本を読む癖があるが、
東京都知事選のずいぶん前に読んだ
一冊の本を
どうしても皆さんに紹介したくて
今日掲載しました。
その本の題は
標題に書きましたが、
百田尚樹著
「永遠の0(ゼロ)」。
本書は
2006年8月
単行本として出版され
映画化までされているもののようですが、
私との出会いは、
遅ればせながら
今年になってからであった。
何よりも
「永遠の0」という題がいい。
それが
ゼロ戦乗りの本であろうとは考えもせず
書店で題につられて手に取ったのだが、
簡単な内容紹介の文を見て
大いに興味がわいた。
そして、
一気に読み終わった。
ゼロ戦の
戦闘員の物語なのだが、
底流に流れるのは、
何とももの悲しい家族への愛。
決して戦争を美化もしていないし、
戦闘員を英雄視もしていない、
愛情あふれる物語である。
物語が
佳境に入ったあたりからは、
もうどこで読んでいても
涙がじわっとあふれてくる。
何度
中央線の電車の中で、
あふれる涙を隠すために
天井を仰いだことか。
そして
そんな自分を他の人に悟られないために、
くしゃみなどして
何度ハンカチで涙を拭いたことか。
戦争に関する本は、
過去に数えきれないほど読んでいる。
例を挙げると、
「ドキュメント太平洋戦争への道」 (半藤一利)
「戦争の世界史」 (A.L.サッチャー)
「大空のサムライ(かえらざる零戦隊)」 (坂井三郎)
「ミッドウエー戦記(さきもりの歌)」 (亀井宏)
「秘録陸軍中野学校」 (畠山清行)
「戦艦大和ノ最後」 (吉田満)
「世界戦史(歴史を動かした7つの戦い)」 (有坂純)
「散るぞ悲しき(硫黄島総司令官・栗林忠道)」 (梯久美子)
「戦艦武蔵」 (吉村昭)
等々 数えればきりがない。
これらの本に共通することは、
およそ史実にのっとって書かれている戦記で、
登場人物が
ヒーローになったり、
戦闘員が
いかにも勇猛果敢に描かれていて、
ややもすると
戦争を正当化しかねない
非常に危険な面をはらんだ本になっているのだが、
「永遠の0」は
あくまでも小説であり、
そして、
戦争を知らない人が
自然にその中に入っていけて、
誰もが涙することのできる本である。
私は、
自分が今までに読んだ戦記本を
他の人にも読んでほしいと思ったことは
過去に一度もないが、
「永遠の0」だけは
どうしても皆さんに読んでほしくて、
あえてブログで紹介しています。
特に
戦争を知らない世代(私もです)が
ごく自然に読めて、
戦争とはどのようなものかを知ることができる
傑作であると思う。
作家の百田氏は
都知事選で誰かの応援をした時に
敵対する誰かに対して、
良からぬ発言をしたことで、
猛烈に批判されたので、
早く紹介したかったのだが、
ほとぼりがさめるのを待っていたら、
紹介が遅れてしまった。
作家の人格と
作品の良さは
全く関係のないことであることを、
ここで断言する。
彼が何を話しして、
誰に批判されようと、
この作品の良さは
揺らぎはしない。
その判断基準が
どういうところにあるかは、
長くなるので次回に記す。
興味のある人は
是非読んでほしい。
次回のブログを読むと、
必ず読んでみたくなるはずである。
もし、
読者をその気にさせることができなかったとしたら、
よくよく私は
他人様を説得する力に欠けることを
大いに反省しなければいけないが
ガリレオガリレイのように
牢獄に入れられても、
「それでも地球は回っている」と言うセリフと同じように、
「でもやはり自信をもってお勧めする。」と言いたい。
よろしかったら
是非次回のブログも
読んでください。
