ステンレスについて2/2 ~定義とその優れた特性~
1/2から続きます。
ステンレスについて、
本題に入ります。
まず、
ステンレスの定義を。
「ステンレスとは、正確には
ステンレススティール(ステンレス鋼)のことを言い、
鉄(Fe)を主成分(50%以上)とし、
クロム(Cr)を10.5%以上含む合金綱のことを言います。」
クロムを含ませることにより、
「ステイン」(Stain:汚れ・錆び)が「レス」(Less:否定形・ない)、
つまり「錆びない」金属という呼び方が生まれました。
なぜクロムを混ぜると錆びないか。
それは
クロムが空気中で酸素と触れると、
即座に酸化クロム(正確には、クロムの水和オキシ酸化物)という
耐蝕性の高い不動態被膜ができ、
鉄が直接錆びる(酸化鉄・錆ができる)のを
防いでくれるからである。
ただ、
このクロムの被膜は
硝酸のような酸化性の酸に対しては
大きな耐蝕性を示すが、
硫酸や塩酸などの非酸化性の酸に対しては
耐蝕性が劣る。
そのため、
ニッケルを8%以上加えて
非酸化性の酸にも耐蝕性を高める方法が取られる。
この
クロムとニッケルの
含有率を現したのが、
前号で何度も紹介した、
「18-18」なる表記である。
つまり、
18-18は
鉄に
18%以上のクロムと
18%以上のニッケルが
含まれていることを表している。
スプーンやフォーク・ナイフに
このような数字の記載があるかないか、
ちょっと調べてみてください。
ステンレスと書いてあるだけで、
数字の記載がないものは、
前述の通りに
クロムを10.5%含むが
それ以上を求めていない製品で、
少なくとも
18-10や
18-18に比べれば、
耐蝕性に劣り、
口当たりの滑らかさに劣るところがある。
もっと品質の悪いお隣製のステンレスは
ステンレスと表記はしてあるものの、
クロムの含有率を
規格以下にしてあるため、
錆が出る悪質なものもあるので
安物買いの銭失いにならないように
ご注意を。
ちなみに、
「18-10」ならば、
クロムが18%以上
ニッケルが10%以上ということになる。
ラッキーウッドの
アイスクリームスプーン。
「18-10 JAPAN」 JAPANは世界の信頼です。
このスプーンは
スプーンの側面が
非常に薄く加工されているため、
アイスクリームがすくい易く
且つ
口当たりが非常になめらかで優しい。
18-18のステンレススプーンと
表記のないステンレススプーンを使って
アイスクリームでも
ヨーグルトでも
すくって食べてみてください。
18-18が
初めての人なら特に
すぐに口当たりの滑らかさが
全く違うことに気付かれると思います。
この
口当たりの滑らかさが、
どれほど
食べ物をおいしいと感じさせてくれることか。
高級ホテルや
高級レストランでは、
銀のスプーンやフォーク、ナイフが使われていますが、
彼らがそれを使うのは、
見てくれのためだけではありません。
その銀食器で食べると、
口当たりが柔らかく、
非常になめらかであるために
食事をおいしく感じてもらえるからなのです。
食器とは
そんなに重要な役目を果たします。
銀の食器が買えなくても
1本の
ステンレス18-18アイスクリームスプーンは
すぐに買えます。
その1本を持っているだけで、
毎日のアイスクリームやヨーグルトが
いつもよりおいしく感じられますので、
是非お試しください。
スプーンですくったヨーグルトを
さりげなく口に入れた時に、
ヨーグルトのおいしさよりも
きっと
スプーンの滑らかさの方を
心地よく感じると思います。
これは、
使ってみなければ
絶対にわからないことですので、
繰り返しになりますが、
是非お試しください。
今でこそ、
ステンレス綱は
ごく一般的なものになっているが、
クロムとニッケルを含ませたことにより、
格段にその取扱いやすさを高め、
優れた耐蝕性を持たせ
滑らかさを増したことは、
革命的な発見であったと言えるかもしれない。
ステンレスの話でした。


