ブッドレアに集まる蝶たち ~ヒョウモンとセセリ~
ブッドレアの花には
香りと蜜が多く、
良く蝶たちが訪れる。
「ツマグロヒョウモン」 ♀
昆虫にしろ
鳥たちにしろ、
美しさを誇るのは
大概オスで、
メスは種の保存優先のためだろうか、
あまり目立たない色合いが普通なのだが、
ツマグロヒョウモンだけは
まるで反対。
表を見ても
裏を見ても、
ツマグロヒョウモン ♀
こちらが
ツマグロヒョウモン ♂
表も裏も
どのようにひいき目に見ても
メスに負けている。
美しいかどうかというのは、
人が判断することだが、
クジャクのオスとメスを比べても、
オシドリのオスとメスを比べても、
明らかにオスの方が色鮮やかで、
目立った存在である。
そのような判断基準を当てはめると、
ツマグロヒョウモンは
メスのデザインがオスで、
オスのデザインが
メスでなければならない。
ところがどうしたことか、
現実にはまるで逆なのだから、
不思議である。
その不思議な原因は、
やはり種の保存が関係している。
ツマグロヒョウモンのメスは、
美しさを追求して
このようなデザインになったのではなく、
毒蝶の
カバマダラに擬態して、
鳥たちから食べられるのを防いでいるのだという。
その毒蝶
カバマダラ。
似てるといえば似てるので、
鳥たちには
見分けがつかないかもしれない。
ダイミョウセセリ。関東型。
普通
セセリチョウは
羽を閉じた状態で花にとまり、
いつでも飛び立てるように用心しているが、
ダイミョウセセリは
羽を広げて
堂々と花にとまる。
その堂々たる様子から
「大名」の名をもらったらしい。
関東型があると、
当然関西型もある。
ダイミョウセセリ。 関西型。
関西型は
後翅にも白い帯模様がある。
イチモンジセセリ。
すばしっこくて
用心深くて、
なかなか網で捕るのはむつかしいセセリだが、
カメラで撮るのはいとも簡単。
ブッドレアの花では、
秋を迎えて
昆虫たちも大忙しである。










