プリザーブドフラワー ~生花でも造花でもない花~
我が家の玄関には、
庭の花が時々飾られるが、
ひと月に一回くらいは
妻のフラワーアレンジメントで使われた花が
お目見えする。
今回は
こんなバラの花。
ピンクのかわいい花。
相変わらず
押し合いへし合い活けてあるが、
この花が、
1週間経っても
枯れる気配を見せない。
活けてある赤い花器と
隣の赤い丸い玉は
日展会員で
陶芸部門の審査員も務められた
「赤の荒木」こと
荒木俊雄氏の作品。
花器がこんなに赤いと、
活けた花が見劣りするのではないかと
心配したのだが、
花を引き立たせることはあっても、
殺すことはしない名品である。
活けてある、という言い方は
あるいは妥当ではないかもしれない。
この花は、
じつは生花を特殊加工した花で
「プリザーブドフラワー」と呼ばれる。
花器に水は入っていない。
なのに枯れることがない。
参考までに
プリザーブドフラワーの作り方を
簡単に述べよう。
新鮮な生花を脱水作用がある脱色液に漬ける →
花を取り出す → 潤滑液入り着色液に漬ける →
花を取り出す → 乾燥 → 完成。
見た感じは生花そのもの。
加工してあるので、
生花よりも高価ではあるが、
水を与える必要がなく、
保存環境が良ければ2年くらいは長持ちし、
花粉アレルギーの心配がなく、
生きた植物と何ら遜色がないので、
さまざまな利用価値がある
便利な花です。
だけど
花は命があり、
いずれ枯れるからこそ
今の美しさがあるのだろうから、
この花を
ひと月も眺めていたら、
きっと飽きが来るだろう。
「美人は三日見れば飽きる。
ブスは三日見れば慣れる」。
昔からこう言うではないか。
(女性に失礼な言葉がありますが、慣用句のため
そのまま使いました。ご理解ください。)


