カマキリの変身 ~大人への脱皮~
いつも
おいしい食べ物の話などを書いて下さる、
「すずらんの庭日和」 というブログに、
珍しく
蛇の抜け殻の話がありました。
その抜け殻が
タマリュウ(玉竜)という植物の上にあった、ということを聞けば、
多分その蛇は、
玉竜の上で脱皮して
龍になって天に昇ったのではないかと
思いたくなる。
ただの偶然だと言って片づけられない
何とも不思議な出来事である。
さて我が家の出来事。
それはありふれたカマキリ。
終齢の姿。
カマキリは
普通の昆虫と違って
卵→幼虫→蛹→成虫、という
完全変態を遂げず、
卵→幼生→成虫、という
昆虫としては異色の
不完全変態をすることで知られる。
羽がまだ未成熟。
これが2013年8月26日の姿。
一日経ったら
完全に大人の姿である。
足元に抜け殻。
カマキリが
いかに昆虫の中では強い立場であろうとも、
自然の中では
いつだって鳥たちの餌になりかねないので、
のんびりと成長するわけにはいかない。
できるだけ早く大人になって、
緑の中に姿を隠し、
小さな昆虫を餌にして生きる。
姿そのままのきれいな抜け殻を残し、
大人への脱皮。
振り返って、
今までの自分を見ているが、
サヨナラ、なんて
そんな女々しい感情はない。
その抜け殻を
壊れないようにそ~~っと持ってきて、
ヨクヨク眺めてみた。
鎌も足も爪も
そして
細い細い触角までも
ちゃんと残っているということは、
この中身が
そっくりと一部たがわず抜けたことになる。
一体どこから抜けるものなのか。
抜け殻に
正座してもらった。
昆虫の定義は
大まか
1.卵→幼虫→蛹→成虫という変態を経て
2.成虫は頭部と胸部と腹部の3つに分かれ、
3.羽と6本の足があり、
4.その6本の足は胸部についている。
これが基本的な昆虫の定義である。
アリは羽がない、というなかれ。
羽アリがいて、
必要に迫られて後から羽が無くなっているだけ。
クモは
足が8本で
羽がない。
だから昆虫ではない。
カマキリの
長い首のように見えるところの
背中側がきれいに開いて、
ここから抜け出してきているのが分かる。
抜けた後は
しばらく本体が固まらないので、
草の陰でじっとして過ごすが、
羽が伸びて
体が固まると、
狩猟本能発揮である。
カマキリが潜んでいる
この植物群の中にいる昆虫たちは、
順番にこのカマキリのエサになるだろう。
カマキリの話のついでに、
餌になるかもしれない
他の昆虫の姿を
次回はご紹介します。







