ウナギのかば焼き ~関東と関西の違い・その3~ | Totoronの花鳥風月

ウナギのかば焼き ~関東と関西の違い・その3~



土用丑の日にちなんで、


ウナギかば焼きを話題にしたついでに、


関東と関西の


ウナギかば焼きの違いを


2つほど


前のブログであげました。


「土用丑の日のウナギ ~関東と関西の違い・その1~」


と、


「二度目の土用丑の日 ~関東と関西の違い・その2~」




違いはまだあります。


最後に大きな違いをもう一つ。



その3。



関西から西にお住まいの方は


関東のウナギかば焼きの作り方を聞けば、


きっと驚かれると思う。





それは


ウナギかば焼きを


素焼きにした後、


「蒸す」という工程が入ることである。



Totoronの花鳥風月-kk8


長焼きの場合でも


串焼きの場合でも、


とにかく


「蒸す」という工程が欠かせない。






関西では、


ウナギの開きをじか焼きにした後、


垂れをつけて焼き上げるが、


関東では


白焼きの状態で


一旦蒸し器に入れて


15分から20分ほど蒸し、


そのあとに


垂れを付けて焼き上げる。




この工程上の違いは、


関東と関西の


ウナギかば焼きの食感に


決定的な差をつける。





関東のかば焼きは


はっきり言ってふわふわで


きわめてやわらかい。





関西のかば焼きは、


活きが良ければ


歯ごたえさえあるかば焼きになる。




なぜ関東では


蒸すのかという説は、


たどればきりがないのでここでは略すが、


理由はともかく、


関東人は


ふわふわの蒸しウナギのかば焼きを


ご飯と一緒に食べて、


口の中でとろけるのをおいしいと感じる。





関西では、


ウナギかば焼きといえども


活きの良さを食べている。





食べ物は、


その人その人の好き好きなので、


ここではどちらが良いかという評価は避ける。




でも、


私のような九州の人間から見れば、


関東の蒸しウナギは、


蒸して脂肪分を落としてしまい、


柔らかくしてしまうので、


鮮度の悪いウナギを使っても、


分からない理屈である。




東京に来た当時は、


そんなウナギが、


何かしら頼りなくて、


余り好きになれなかったものだが、


長いこと住んでいると、


柔らかさに慣らされてしまい、


おいしいと思うようになってくるから、


不思議です。






関東と関西の


ウナギかば焼きの違いを


3つほど話題にさせていただきました。





皆さんは、


どちらがお好きでしょうか。