梅ノ木に生えた子スズメ ~遠近のいたずら~
我が家の庭に、
小鳥たちが遊びに来るのは
いつも話題にしているので
ご存じだと思いますが、
今日はその
小鳥たちの中の
スズメのシーン。
親鳥は、
子供が巣立っても、
ひと月くらいは、
餌の取り方や
危険なものなど
生きることに必要なことを
一生懸命教えます。
粟だって、
これが食べ物であることを教えてはいますが、
子供は
どうしてもお母さんから餌をもらいたい。
いつまでも
乳離れできない
人の子と同じです。
粟のたくさんあるところに
1人でいるのに、
なかなか自分で取ろうとしないのは
親離れさせられる前の
子スズメの甘えです。
大事な羽の1本が、
上に向かって立っているのは
飛行をまだ
自由にコントロールできないため、
木の枝にでも接触して痛めたのでしょうか。
羽は小鳥の命を守る
大事な大事な道具です。
でも、
そんなことにはまだ無頓着で、
親を探します。
庭の梅ノ木の
向こう側での出来事ですが、
この写真って、
なんとなく
梅の木からスズメの顔が生えている、って
そんな風に見えませんか。
梅ノ木と
親との距離を
人は遠近法ですかさず感じる感覚があるので、
この出来事は、
梅ノ木の向こう側のことだと、
すぐにわかりますが、
でも、
母親を消し去ってしまうと
なんとなく
梅ノ木から生えたスズメの顔に見えなくもない。
非常におおざっぱな写真の修整ではありますが、
雰囲気を味わっていただきたくて、
このようなものを作ってみました。
梅ノ木から生えた
スズメの顔。
やはり、
人の持つ固定観念がありますから、
それを打破するのは、
ちょっと難しいでしょうか。
そんな子スズメに、
母親は一粒の粟をやります。
たった一粒の粟でも、
自分で拾って食べる粟より
お母さんからもらう粟の方が
数段おいしいのは
人でも小鳥でも同じです。
母の愛は
海よりも深く
空よりも高く
どんな花よりもきれいです。
母と子の
そんな愛情話が展開する
我が家の小さな庭です。




