梅雨の息抜き ~母なる雨音~
梅雨の合間の
ちょっと息抜き。
松葉ボタンは、
雨に打たれるのを嫌って、
雨の日には
しっかりと花びらを閉じて
太陽の出るのを待ちますが、
咲いてしまって
雨が降っても
花びらを閉じられない花は多い。
でも、
そんな花は、
雨に濡れた姿が
また様になる。
「アッツ桜」。
桜でもないのに
桜の名をもらい、
アッツ島原産でもないのに、
アッツ島のアッツをもらい、
迷惑至極なこの花は、
しかし雨にはめっぽう強い。
「カリブラコア」
本当は、
「アマービレ」という種の名前があるのだが、
カリブラコアという属名が
通り名になっている花。
花びらがうすいので、
雨に強い花ではないが、
花びらを閉じられないので、
やむなく濡れ放題。
これなどは
どんなに雨が降ろうとびくともしない。
種類が多いので、
自信はないが、
きっと「エケベリア」。
多肉植物だから、
雨が降ってもどうということはないが、
本来なら、
雨の少ないところの植物。
余りの長雨に責められると、
あるいは根腐れなど起こすかもしれない。
花だって強くてたくましい。
乾燥に強い花だけに、
造りが頑丈。
梅雨には梅雨なりの
花たちの多様性。
今日は風がないので
降る雨がまっすぐに落ちてくる。
こんな日は
雨が部屋に吹き込むことを
心配する必要がないので、
硝子戸を開けたまま
雨音を聞く。
いくつになっても、
雨の音は心地よい。
泣いている赤ちゃんに、
せせらぎの音や
雨音など
水の音を聞かせると
すぐに泣き止むという。
水は
人の故郷、
母の懐。



