シジュウカラとスズメ ~小鳥たちに見る親離れ・子離れ~
我が家の庭先には、
毎日小鳥たちが遊びに来ることは、
いつも書いているのでご存じだと思います。
スズメもシジュウカラも、
春の一番子たちが、
巣立って外の世界へ羽ばたいていく時期になっています。
彼らは、
自分の子供たちが巣立っても、
しばらくは外で
餌の取り方や、
危険なものや
身の守り方などを、
実戦で教えるために、
1か月くらいは面倒を見ます。
巣立って間もないスズメのひな。
粟の食べ方を
やっと覚えたころです。
地面に
ペタッと座るところが
幼ない。
巣立ったばかりのヒナたちは、
羽繕いができていないため、
水浴びをしたら、
羽がビショビショに濡れてしまいます。
そんなヒナも、
粟を一粒一粒拾って食べられるようになったのだから、、
親からもらうより、
自分で食べた方が早いと思うのですが、
やっぱり
お母さんからもらう粟の方がおいしい。
巣箱の中で貰う餌は、
動物性蛋白の
青虫などのエサだったので、
食べ応えがあったのですが、
粟は、
親からもらっても
一粒ずつです。
このころは、
ヒナは餌が欲しいのではなく、
この親との接触が欲しいのでしょうね。
人の赤ちゃんが
離乳食を食べ始めても、
いつまでも、
お母さんのおっぱいを欲しがるのに似ています。
でも、
自分でも粟を食べられるようになりましたので、
親から、
親離れを強制されるのはもうすぐです。
こちらは
シジュウカラの子供。
顔立ちも
精悍になってきています。
親を見つけて、
傍にダイビング。
ひまわりの
種の割り方はすでに
習得済みです。
だから、
親は子供が近くに来ても、
もう餌などは与えません。
この子供は、
餌をもらえないばかりでなく、
余りしつこいと
追い払われていましたので、
すでに親離れを強制されているようです。
こうして、
1羽、2羽と
子供たちは親の元から去って行き、
自立し始めます。
それから先に
彼らにはさらに厳しい人生?が待っているのですが、
これが生き物の定め。
小鳥たちは、
望むと望まざるとにかかわらず、
こうやって親離れ子離れをしていきます。
人はどうかというと、
近頃は、
余りにも平和で、
恵まれた環境があるために、
親離れができない子供や
子離れができない親が目につきます。
結婚は、
その人の自由であるとはいえ、
生きているものには必然の
次のステップに踏み出さない人がたくさんいます。
その底流には、
認めたくなくても
打算が働いていることは明らかです。
欲まみれの人生で
快楽に身を任せるのも生き方ではありますが、
たどり着く先は暗い。
小鳥たちは、
先がどんなに厳しくても、
必ず親離れ子離れをして、
そして伴侶を見つけ、
仮に最初がうまくいかなくても、
あきらめずに次の伴侶を見つけます。
人も、
将来が厳しく思えても、
単身では味わえない、
素晴らしい
夫婦愛、
親子愛、
連綿と続く絆、があることに
早く気付いてほしいと思います。
経験者が語るのですから、
間違いはありません。
単身の人生よりも
心理的にはるかに充実しています。
物質欲なんて、
取るに足りないことであることが分かります。




